「自分らしい着方」の授業
こんにちは。中学校家庭科の授業実践をあげています。今回は「自分らしい着方」の授業です。
基本的には1時間の授業を、フラッシュカード→教科書の音読・問題→主活動の流れで行っています。ここでは主活動のみを記録します。
【衣服による印象】
衣服によって相手に与える印象は変わります。教科書では、特に色・デザイン・柄が取り上げられています。
*【デザインの効果】のイラストに①〜⑤の番号をふる。(開隆堂の場合)
①〜⑤のイラストの中で、一番しっかりしている印象が強いデザインはどれですか?
→③
①〜⑤のイラストの中で、一番豪華な印象が強いデザインはどれですか?
→⑤
*それ以外のデザインの印象を聞いていってもよい。
*正解があるわけではないので、印象に違いがあることだけおさえる。
*【柄】のイラストに①〜④の番号をふる。(開隆堂の場合)
①と②を比較して、縦長に見えるのはどっちですか?
→②
①と③を比較して、大きく見えるのはどっちですか?
→①
*完全に私の主観です…。
デザインや柄によって、印象が変わってきますね。
【カラーコーディネート】
色にはそれ自体がもつイメージがあります。次の説明にあてはまる色は何色か答えなさい。
これは何色のイメージですか?
情熱、活力、興奮、高揚、怒り、暴力、警戒
→赤
これは何色のイメージですか?
愉快、元気、軽快、希望、無邪気、注意、注目
→黄
これは何色のイメージですか?
安らぎ、癒し、調和、安定、若々しい、健康、やさしい
→緑
これは何色のイメージですか?
上品、優雅、妖艶、神秘、高貴、不安
→紫
これは何色のイメージですか?
可愛い、幸福、愛情
→ピンク
これは何色のイメージですか?
知的、落ち着き、信頼感、誠実、爽快感、悲哀、冷たい、孤独
→青
これは何色のイメージですか?
喜び、活発、陽気、明るい、暖かい
→橙
色と色の関係を順序立てて円環に並べたものを色相環と言います。
赤紫・赤・橙・黄あたりの色は暖かい感じを与える色です。これらを暖色系と言います。
青緑・青・青紫あたりの色は寒い感じを与える色です。これらを寒色系と言います。
また、色は組み合わせによっても印象が変わります。類似した色どうしの組み合わせを同系色、対照的な色同士の組み合わせを反対色と言います。
あなたが思う、自分に似合う色は何色ですか?
*テンポよく列指名
今のはあなたが思う自分に似合う色です。でも他者から見たら違うということはよくあるものです。
ペアになって、隣の人に似合うと思う色を教えてあげます。似合うかどうかのポイントは、以下の3点です。
顔が明るく輝いて見えるか
若々しく、元気そうに見えるか
顔が小さく、目が大きく見えるか
*各ペアに12色の布を用意する。用意できない場合には、色相関カードを児童用タブレットに配布して実施する。
*学級の状態によってやるかどうかは判断する。
似合う色が自分と隣の人とで違っていた人は挙手します。(人数を確認)
T.P.Oと共に、自分らしさも大切にしたファッションを意識したいね。
*今日の授業の感想を書いて終了する。
【参考サイト】
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