✓いとしい たべもの/森下典子
▽あらすじ
できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、
あつあつの鯛焼きの香ばしい香り・・・。
一口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた
懐かしい思い出が甦る。
▽感想
自分の中にある、特別な食事というシーン。
父の一日がかりのカレー、母のコーヒーゼリー、
祖母の具だくさんの親子丼。
今まで生きてきて、特別なご飯も日常的なご飯も
切り取れば特別な一瞬。
そういえば、あんなご飯もあったなあと
読みながら思い出させてくれた。
✓いとしい たべもの/森下典子/文春文庫