※下品注意 こんなもん医師が監修すな
下品な話で大変恐縮だが、今日、何気なく、事後のティッシュの使い方について考えていたら、こんな記事を見つけた。
一見どこにでもありそうな記事に見える。だが、よく見て欲しい。
冷静に立ち止まって見て欲しい。一度気になると、なかなか、衝撃的なタイトルである。
お気づきだろうか。
そう、ポイントはまずここである。
【医師監修】
とても強烈な四文字である。思わず太字にしてしまった。
射精後の男性にして欲しい行動5選。これは果たして医師が監修するべきことなんだろうか。医師が監修してると、説得力が増すんだろうか。
もちろん【医師監修】と堂々と書いている以上、医師は射精後の男性にして欲しい行動の専門家、ということになる。
普通に考えると、【恋愛コラムニスト監修】とか【セクシー女優監修】とか、そういう方向に行ってしまう気がする。だが、この記事は堂々と【医師監修】と書いてある。
私は、ここに一つの覚悟を感じずにはいられない。これは、あくまで医学的な内容の記事なのだという覚悟である。
そこで、中身を見てみたい。果たして医師が監修する、射精後の男性にして欲しい行動5選とは、なんなのだろうか。
記事を開く前に考えてみる。例えば、速やかにトイレに行く、とかだろうか。射精後にはすぐに排尿した方が医学的に良いとか、そういう話が書いてあるんだろうか。あるいは、すぐに服を着る、とか。身体が冷えるのは医学的に良くなさそうだ。
そんなことを考えながら、記事を開く。
なんと監修者の名前が書いてある。この記事は本当に、医師が監修しているらしい。リンクをたどると、大変丁寧に、出身大学と経歴まで書いてある。
しかも驚くべきことに、ただの医師ではない。旧帝大の医学部を出ている医師の監修である。極めて頭のいい人物なのだろう。
そんな彼が監修するのは、そして、ただの射精後の男性にして欲しい行動ではない。射精後の男性にして欲しい行動5選である。
否が応でも、期待が高まる。
読み進めると賢者タイムの説明がある。極めて医学的な賢者タイムの説明である。医師の監修の面目躍如と言ったところである。
さすがである。賢者タイムのことを医学的には「不応期」というようだ。20数年間男性を務めてきておきながら、私は賢者タイムの正式名称を知らなかったのだ。
更に賢者タイムの説明まで書いてある。
プロラクチン。賢者タイムを説明するのにあたり、なんて医学的な言葉だろうか。そうか、賢者タイムとはホルモンによるものだったのか。ドーパミンやセロトニンのような響きであるが、プロラクチンという言葉は初めて聞いた。
それだけではない。賢者タイムの説明が更に続く。
なんという新事実。そしてなんというエビデンス。まさに医学的という言葉に相応しい記述である。世の中にはそんな研究があることにも驚きである。
いやはや、なんて素晴らしい記事なんだろう。これは、果たしてどんな「5選」が来るというのだろう。期待はまさにクライマックスである。
そして満を持して紹介される5選が以下である。
愛をささやく
積極的アフターケア
イチャイチャする
気遣いをする
2回戦目突入
………………。
……………………。
…………………………………え??
これ、5選か?
本当に、これで5選なのか???
というか、そもそも何から選んだ5選なんだ?????
5選の分母ってなんだ?????
愛をささやく
積極的アフターケア
イチャイチャする
気遣いをする
これ、前半4つ、全部、まとめていいのではないか?????
「思いやり」とかじゃだめか?
というか、一番最初が「愛をささやく」なのか?
医師が監修をした結果、5選、のトップバッターは、「愛をささやく」でいいのか????
百歩譲って内容はそのままで「愛情を言葉で伝える」とかではダメだったのか???
ささやきたかったのか???
マジで良くない想像だけど
やっぱり監修してるお医者さんもささやいてるのかな???
そういうことなんだよな???
俺今まで愛をささやいたことあったかな???
おわりに
なんかツボってしまいました。ちなみに私は、五反田で行きたいカフェ30選!みたいな記事が許せません。選ぶなら5選くらいにしてくれ、といつも思ってます。