セルフ逆認知行動療法

chatGPTを使って認知行動療法のワークシートを作っていたら、セルフ逆認知行動療法をしている節がある人が多くいるなということに気がついた。

認知行動療法とはなにか?簡単に言うと自分の中の無意識の行動・思考の背景を言語化することで外部化し、それを論理的に批判してから行動することで自分で反証例を体感することの繰り返しにより、自己の中のスキーマを変化させることであろう。

ここから導けることとして重要なのは、書くことには自分を変える力があるということだ。

書くというのは自分の思考を脳から紙に移すことである。(もちろんnoteでは紙ではなくてディスプレイだが。)そしてその紙上に表現された思考を右に押したり左に押したりしてから自分に戻すと、自分は少し変わっている。

なので認知行動療法としての書くことは使おうと思えば自分を良い方向だけではなく望ましくない方向へと変えることもできるし、更に言うと書くことによって自分が意識することなく悪い方向へと自分を変化させている可能性も常にある。

例えばこうだ。自分のその日にした他人に対する親切を書いた上で、それが何らかの観点でありがた迷惑であったという論理構成をして、反論する。そして次の日に人に親切にすることを辞めて、何も起こらないことを確認する。

この繰り返しで人はありがた迷惑を意識して人に対して行動しないようになっていくだろう。

であれば文章など書くのは怖いことである。

さてこのnoteも広義の認知行動療法として捉え返してみるとここまで私は自分の自動思考により書くことのネガティブな側面へと自分の思考を引っ張ってしまった。もちろんそれで終えると自分が書くことから離れることになる。それは望ましくない。ので、私は、書くことのメリットをここから翻って強調する。

書くことは、力がある。重要なのはそこであり、意志や簡単な知識があれば書くことは自分を見つめ直しポジティブに変化させることができるのもまた言うまでもない。特に若年の多くの人間にとって、自分の変えたい一面があることは想像に難くないし、私もその一人だ。そしてそのための武器はここにある。

武器は武器だから私はそれを正しく使う必要があるが、私はそれをできる力がある。私には知性と慎重さと良いことへ向かいたいという気持ちがあるからだ。

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