日本型学校教育とカリキュラム・マネジメント
MQ代表社員のぴろ@教育大学大学院です。
大学院の前期の授業もまもなく終わり、ということで授業の振り返りなどをつらつらと書いてみたいと思います。
授業の中では「社会に開かれた教育課程」「次世代の学校を創る」ということで、Society5.0時代の学校教育や「令和の日本型学校教育」やカリキュラム・マネジメントの重要性について学びました。
Society5.0の時代にこれまで実現が不可能に思われていた様々な技術がどんどん実現しているなかで、「教育」だけが従前のシステムをかたくなに死守しているイメージがありましたが、学習指導要領や世界の潮流はそんなことはないのだと改めて知ることができました。その中で「日本型学校教育」が世界的に評価されており、所属している教育大学の課程の名称にも「日本型教育システム」を標榜しており、そのことは誇りに思うべきであると感じました。
カリキュラム・マネジメントについては、私の勤務先でもそうですが、民間企業では「それぞれが個人事業主、企業したつもり」での業務遂行を求められており、単に業務をこなすのではなく、仕事に従事する一人ひとりが、仕事の流れを責任をもってマネジメントするような、それに似た感じの印象を受けています。
それにつけても感じるのは、教員以外の「学校」に関わるプロフェッショナルな人材不足の解消こそが、国が求める理想的な「教育」の実現には不可欠であるということです。
そうでなければ、いつまでも「教育」が属人的なものに影響を受け、世間でいうところの「先生ガチャ」と言われ続けるのではないでしょうか。既に人口減・超高齢化社会になっている中で、せっかく我が国が誇る教育システムを少人数でも効率的に生かせるシステム作りを進めるのが大事だと思います。
Written by ぴろ。