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アンバサダーズ【オンラインスクール】

 アンバサダーズでは、オンラインで交流会を開催(かいさい)すると同時に、いろいろな先生をお招(まね)きして、プラスチック汚染(おせん)問題や環境(かんきょう)問題について教わっています。これまでのスクールの内ようをかんたんにまとめました。

2021年08月03日

記念(きねん)すべき1回目のスクールは、みんなの夏休みの研究にも役立つイベントとして、深海の底(そこ)のプラスチックなどの海洋プラスチックや、海岸でのプラスチック調査方法(ちょうさほうほう)を勉強するサマースクールを開催(かいさい)しました。

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くじら号先生

先生: 加藤千秋(かとうちあき)さん(チームくじら号)
    亀山豊(かめやまゆたか)さん(チームくじら号)
    伊藤哲郎(いとうてつろう)さん(みついすみともけんせつ)

◆海洋プラスチック問題とみらいに向けたかだい
 深海調査(ちょうさ)船「しんかい6500」に乗船していた「チームくじら号」きかん長の加藤(かとう)先生に、深海調査船で撮影(さつえい)した動画で、深海のそこまで広がるプラスチック汚染(おせん)を見せていただきました。海ていのプラスチックは、ずっと、分解(ぶんかい)されずになくならずに、のこりつづけます。プラスチックを使わない生活はむずかしいので、使わない、プラゴミを出さないことが大事だとお教わりました。

深海のゴミ


◆うみのかんきょうしらべたい
 亀山(かめやま)先生からは、自分でマイクロプラスチック の調査方法(ちょうさほうほう)や、研究したらレポートにして発表して、みんなに知ってもらうことが大事であることを教わりました。また、家の前の道路が海につながっていること。ポイ捨て(すて)が海まではこばれてよごしてしまうことを教わりました。

加藤先生

◆プラごみに苦しむ野生生物のさけび
 伊藤(いとう)先生は、人間がすてたゴミによってたくさんの野生動物たちが苦しめられていること。わたしたちの行動ですくえる命があることを教えていただきました。

シロナガスクジラ


2021年9月23日

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タラ号 交流会2


 フランスの科学たんさ船「タラ号」で世界の海をこうかいし、海のことを研究しているタラ オセアン。日本の、タラ オセアン ジャパンでは、日本の大学とともに大学の船を使って、日本の海のマイクロプラスチックを調さしています。今回は、タラ オセアン ジャパンのお二人から、楽しいクイズ大会を開さいしていただきました。タラ号ではどんな活動をしているのか? 日本の調さは、どのようにやっているのか?世界の海や日本の海の様子は?など、海のことをクイズで楽しく教わりました。

タラ 特別授業


◆パトゥイエゆみこ先生からのメッセージ

 9月23日は、沢山(たくさん)のみなさんが、オンラインスクールで、お話しを聞いて下さいました。ありがとうございました!また、みなさんのやっている活動(かつどう)のお話を聞いて、沢山(たくさん)の勇気(ゆうき)と元気(げんき)をもらって、私もこれからも海洋環境(かいようかんきょう)、地球環境(ちきゅうかんきょう)をよくするためのお仕事(しごと)をがんばろうと思いました。
 世界の海でのタラ号の活動(かつどう)や、タラオセアンジャパンの、日本の海のマイクロプラスチック調査(ちょうさ)にも、ぜひ、関心(かんしん)を持って、これから追(お)いかけてくだされば嬉(うれ)しいです。あなたのおうちの近くに、マイクロプラスチックの調査や、イベントに行った時は、会いに来てくださいね。
タラオセアンジャパンは、これからも、映画(えいが)「マイクロプラスチック・ストーリー」の日本語(にほんご)ふきかえ版(ばん)や、アンバサダーの活動(かつどう)を、応援(おうえん)していきますので、また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。


◆シルバン先生からのメッセージ

 アンバサダーのみなさんへ。
プラスチックをはじめ、海が直面(ちょくめん)しているさまざまな環境問題(かんきょうもんだい)を勉強(べんきょう)して、友達(ともだち)に知らせ、また、社会が変わるため行動(こうどう)をおこしているのはすばらしい活動(かつどう)です。ぜひ、これからも続けてください。
もう一つ、おねがいがあります。
自然(しぜん)を守(まも)るためには、自然を知ることが重要(じゅうよう)です。もちろん勉強や研究(けんきゅう)することは自然を知るために重要ですがもう一つ忘(わす)れちゃいけないのは「自然で遊(あそ)ぶ」こと。海に行って磯観察(いそかんさつ)、シュノーケリング、森でキャンプなど、様々(さまざま)な遊び方があります。自然で楽しい時間をすごすと自然の楽しさと美(うつく)しさを経験(けいけん)することでもっと守りたくなる。
だから次回(じかい)、友達と遊ぶ時には、近くの公園(こうえん)でもいいから外で遊んでください!


2021年12月11日

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 動物や鳥やこん虫の著書(ちょしょ)も多く、テレビ番組では解説者(かいせつしゃ)として活躍(かつやく)なされている里中先生をお招き(おまねき)し、日本に生息する野生生物のことを教えていただきました。彼ら(かれら)を守るために、私たち人間が守らなければならないことをかんがえました。

◆外来種(がいらいしゅ)の侵入(しんにゅう)について

 「外来種」とは、元々その地域(ちいき)にはいなかったけれど人間によって他の地域から持ちこまれた生物のこと。外来種は大陸(たいりく)での進化によりとても強いので生きのこる力があり、人間によって勝手に持ちこまれて村や山に放たれてことで、日本でふえてしまいました。
そして一番こまっていることは、日本の固定種(こていしゅ)が負けてへってしまうこと。ほかにも人間の勝手な行動は山ほどあり、たった一つのごみが動物たちにとっては命に係わる問題だってことをおぼえておいてほしいそうです。

◆日本の固有種(こていしゅ)について

 「固有種」は、日本でしか見ることができず、日本で子どもを産んで(うんで)子孫(しそん)を繋いで(つないで)いる生物のこと。代表的(だいひょうてき)な日本の固有種について写真や動画を見ながらの解説(かいせつ)は楽しかったです。

湯浅27
湯浅25

◆里中先生からのメッセージ

 人間が考えていかなきゃいけないことは、動物たちとのお互い(おたがい)にストレスのない共存(きょうぞん)についてで、そのために大切なことは、動物たちのことをもっともっと知ってあげること。知ることで、動物たちからのSOSをちゃんと受け取ることができます。理解(りかい)した上で対応(たいおう)していくのが人間の役目で、みんなが安心しておだやかに生活できる世界をいっしょに作っていければいいなと思っています。

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2022年4月1日

給食ストローの会
41参加者

 アンバサダーズの多くのみんなは、学校給食(きゅうしょく)にでるストローを使わないで牛乳(ぎゅうにゅう)を飲むことを広めたいとおもっています。4月から、給食牛乳(きゅうしょくぎゅうにゅう)をストローなしのものにする学校が増(ふ)えてきたとのニュースをきいて、お二人のゲストさんをお招(まね)きしました。

◆日本の学校給食(きゅうしょく)用の牛乳(ぎゅうにゅう)パックは約(やく)14億本(おくほん)
 お一人目は、ストローなし牛乳(ぎゅうにゅう)パッケージを開発したメーカーさん”日本製紙”(にっぽんせいし)の増田(ますだ)さんです。 
 日本の学校給食用の牛乳パックは約14億本。1本0.5gぐらいのストローが付(つ)いているので、700トン(70万キロ)ぐらいのプラスチックだそうです。
 ストローなしの牛乳パックは、年間で2億本になるとのこと。とっても清潔(せいけつ)に作られていて、口につける部分も奥(おく)の方に隠(かく)れてるので、開けるまでは外に出てないからとてもキレイだと説明(せつめい)してくれました。

41パック
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◆年間1,500万本のストローを削減(さくげん)
 お二人目は、ストローなしの牛乳を採用した、”北九州市教育委員会”の木村さんです。採用(さいよう)した時には心配していましたが、子どもたちは簡単(かんたん)に開けて飲んでくれてすごく安心をしたとのこと。子どもたちが、小さなことからでも環境(かんきょう)にいいことができることを考えるきっかけになってくれたんじゃないかと、やってよかったなというふうに思っているそうです。

◆大人たちは子どもたちの声を参考(さんこう)にしている
 北村さんは、ストローなしの牛乳パックを採用(さいよう)するとき、不安(ふあん)な部分があって、子どもたちの意見を聞いてみたいと思ったそうです。だから、子どもたちから声を出す、声を届(とど)けることも大切だとアドバイスをいただきました。
  

2022年5月22日

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 ゴミ拾いにゲームの楽しさを組み合わせた「清走中」(せいそうちゅう)について、ビデオも見せていただきながら、活動をはじめたきっかけや苦労(くろう)したこと、これからの抱負(ほうふ)を話してもらいました。

清走中写真

◆清走中(せいそうちゅう)について

・「清走中」は街(まち)全体をゲームエリアとしたゲーム感覚(かんかく)のゴミ拾いイベント。
・拾ったゴミの量(りょう)とミッションの(たっせいど)でポイントを競う(きそう)。
・道具屋でバトルアイテムをゲットすると拾ったゴミの重さが2倍に!
・街中(まちじゅう)にハンターが放たれて、捕(つか)まるとゴミが奪(うば)われる。
・拾ったゴミを分別(ぶんべつ)し、獲得(かくとく)ポイントを計算。

北村優斗2

◆清走中をはじめたきっかけ

 きっかけは、高校生の時にゴミだらけの江の島(えのしま)海岸の写真をツイッターで見たこと。自分ひとりで、ゴミ拾いをはじめて、宝探し(たからさがし)のような楽しさに気づいて、ゴミ拾いの楽しさからごみの問題を知ってもらおうと、海のない長野からアクションをおこすことを考えたそうです。

◆アンバサダーズのみんなへ

 思いついたアイデアは、まずは誰(だれ)かに話してみるといいですよ。ヒントがもらえることがあります。そして、まずはやってみること、そして、続(つづ)けることが大事です!そうすればまわりに仲間(なかま)が増(ふ)えてきます。
 これからも清掃中をもりあげて、世界中をゲームエリアにして、ゴミ拾いの楽しさを広めたいです!


2022年8月9日

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 中嶋(なかじま)先生は、日本の海を研究しているJAMSTEC(ジャムステック)にある海洋プラスチック動態(どうたい)研究グループのリーダーで、深海のプラスチックや南極(なんきょく)から北極(ほっきょく)までいろんなところからもプラスチックを集めてきて研究しています。今、深海が非常(ひじょう)に大変(たいへん)なことになっていて、深海生物がすむところにたくさんのプラスチックが落ちているそうです。いったいどんな状態(じょうたい)か?どうすればいいのか?を教わりました。

◆わたしたちのまわりのプラスチック

 わたしたちの周(まわ)りのいたるところにあるプラスチック。実は缶(かん)にも、缶が錆(さ)びないように、内側(うちがわ)にもプラスチックがコーティングされているそうです。中嶋先生からのクイズを一つご紹介(しょうかい)すると「世界で毎年、何トンのプラスチックがつくられているか?」・・・答えは4億(おく)トン、東京スカイツリー1万2000個(こ)分の重さ。「どれだけの長さになるのか?」・・・ペットボトルをつなげると地球3000周(しゅう)分だそうです。

◆深海のプラスチック

 深海の写真や映像(えいぞう)もみせていただきました。深海にあったのは、レジ袋(ぶくろ)、昭和59年製造(せいぞう)の文字が読めるハンバーグの袋(ふくろ)、風船、歯磨き粉(はみがきこ)チューブなどなど、みんな驚(おどろ)いた様子で画面を見つめました。中嶋先生は、海の中のプラスチックごみの生き物への影響(えいきょう)、化学物質(ぶっしつ)による汚染(おせん)、人間の健康被害(けんこうひがい)への心配にも触(ふ)れたあと、これらの問題どうやったら解決(かいけつ)できるか、子どもたちにも意見を出してもらい、できることについてみんなでディカッション。プラスチックの生産を止める=蛇口(じゃぐち)を閉(し)める、学校から市全体へ活動をひろげて社会の仕組みを変(か)えていく、などの意見が交換(こうかん)されました。

中嶋亮太13

◆中嶋先生からのコメント

 子どもたち、とても熱心(ねっしん)でしたね。今の子どもたちは、SDGsという言葉が周(まわ)りに溢(あふ)れている時代に育っていて、ある意味すごいことじゃないかと思っています。次の時代を切り開くみんなが、学びに学んで、力を引き出して、きれいな海を実現(じつげん)していかれることを願(ねが)っています。

https://www.mps-aj.jp/



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