脳のために、腸を育てる
健康と脳腸相関-脳と腸はつながっている-
私たちが毎日健やかに暮らし、そしてパフォーマンス高く仕事するには
脳の働きは欠かせません。
私たちの腸は、単なる「消化器官」ではなく、脳と密接に関連する「二番目の脳」としての役割があります。
この脳腸相関(のうちょうそうかん)は、腸と脳が相互に影響し合い、健康だけでなく、感情にも影響を及ぼします。
1. 脳腸相関とは? 〜腸と脳の驚きのつながり〜
脳腸相関とは、脳と腸が密接にコミュニケーションを取り合う関係を言います。
この関係は、神経、免疫系、内分泌系(ホルモン)で行われ、腸内の状態が脳に、そして脳の状態が腸に影響を与えます。
特に、脳と腸は迷走神経という長い神経によって直接つながっており、この神経経路が私たちの感情や思考に深く関わっています。
※緊張するとお腹が痛くなったり、逆に腸の不調が気分に影響を及ぼしたりすることは、日常的に経験する脳腸相関の一例ですね🤔
2. 腸内細菌が脳腸相関に果たす役割
腸内にはたくさんの微生物が住んでおり、これらが腸内環境を形成しています。
免疫力への貢献は有名な話ですが、最近では老化予防や、精神的健康への影響も研究によってわかっています。
腸内細菌(バイオティクス)を育てるための3つの作戦があります🙌
プロバイオティクス
腸内で有益な働きをする「善玉菌」です。代表的なものに乳酸菌やビフィズス菌があり、腸内環境を整え、消化吸収をサポートします。免疫機能を活性化させ、感染症予防やアレルギー反応の緩和、ストレスの軽減や気分の安定にもプラスの影響があるとされ、精神的な健康にも役立っています。プレバイオティクス
プロバイオティクスが働くための「エサ」となる成分です。食物繊維やオリゴ糖が主なもので、腸内で善玉菌を育てる役割を担っていますポストバイオティクス
プロバイオティクスが活動を行っている中で行われる成分、いわば「善玉菌の生成物質」です。代表的なものに短鎖脂肪酸があります。
次回は…
脳と腸は、私たちが思っている以上に密接です。腸内環境を整えることは、実は私たちの心や思考、ストレス耐性を強化するためにも重要な鍵ですね。
次回は、具体的に摂取した方がいい食物などをご紹介しますね🙌
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