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世界一わかりやすい Mamiya RZ 67 PRO II の使い方〜初めての一枚が撮れるまで〜
こんばんは、みずきち(@SawadaMizuki)です。
前回のnoteに続き、このnoteでは私が愛用しているカメラ Mamiya RZ 67 PRO II の基本的な使い方と初めての一枚が撮れるまでのストーリーをお届けする。
Mamiya RZ 67 PRO II との出会いについてはこちらから。
念願のカメラを買い、これで写真撮りまくるで~!と、ウキウキしていたのも束の間。初めの一枚を撮ることがこんなにも大変だなんて、想像もしていなかった。
これからMamiyaで写真を撮り始めようとしている方にはぜひ、自分で試行錯誤するそのプロセスを楽しんで欲しいのだが、ヒントはあるに越したことはないと思う。私の経験が、これから同じカメラを使いたい人に少しでも役立つと嬉しい。
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やったー!カメラが届いた!で、まず何をどうしたらいいん?
前回のnoteでも少し紹介したのだが、Mamiya RZ 67 PRO が最初に発売されたのは1982年。私が使っている PRO II で1993年だ。プロ用だったこともあり、両親や親戚を含め身近にこんなカメラを知っている人や使い方がわかる人なんていなかった。しかも中古なので取扱い説明書もついていない。頼れるのはネットの情報だけだった。
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どこがシャッターなのか、そもそも何から始めればいいのかわからない、そんな状態から、まずはネットで使い方を徹底的に調べた。いろいろと検索していくうち、英語版ではあるが取扱説明書を見つけた。幸い私は外大卒で英語が理解できたので、説明書を読みながらおおまかに使い方を把握していった。
詳しく書いてあるとはいえ、書面でしかも英語だとやはりわかりにくい部分も多かった。説明書でカメラの各所の名前だけ確認し、使い方はほとんどYouTubeの動画で習得した。日本語でも見つけられるし、日本人じゃない人が英語で発信してくれていることも多く、やはり動画はわかりやすいのでおすすめだ。
実は私自身も、YouTubeを始め自身のSNSなどで使い方の動画を公開している。ここからはその動画を活用しながら使い方を紹介する。
サルでもわかるフィルムの入れ方
今まで35mmフィルムしか扱ったことがなかった私にとって、120mmフィルムの扱い方はさっぱりだった。どんな種類があるのか、どうやって使うのか、どこで現像できるのか。それらをネットやYouTubeで調べ、フィルムの入れ方をなんとか習得。こちらは自分で動画にまとめたので見てもらう方がわかりやすいと思う。
私がいつも使っているフィルムはこちら。
写真を撮る方法
こちらも一連の流れを自分で動画にまとめたので、ぜひ参考にして欲しい。
そしてここからは、私が最初の一枚を撮るまでに苦戦したポイントを補足しておく。
電池の罠
祖父にもらったフィルムカメラコレクションには、電池が無くてもシャッターが切れるカメラしかなかったので、フィルムカメラは電池が無くてもシャッターが切れるものだと思っていた。Mamiyaでも同じように何もしないままシャッターを切ろうとしたが切れず、説明書で確認して初めて、電池無いとそもそもシャッター切れへんのかい!となる。
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その電池もなかなか曲者で、Mamiya RZ 67 PRO II で使う電池は4LR44 6Vというもの。見たことも聞いたこともない。ちょうどMamiyaを持って出かけようと思っていた日の朝、家電屋さんに寄って電池を調達してから行こうと考えていたが、まさかの取り扱っておらず、その日は泣く泣く撮影を諦めた。結局、Amazonなどオンラインで探すのがいちばん早い。
シャッターが一生切れません
電池もフィルムもちゃんと入れた、よーしこれでやっと写真が撮れる~♪と、被写体を探し、ファインダーを覗いてシャッターを押す。あれ、押せない。もーーー!次は何なん?!というように、私と同じ道を歩まないようにもうひとつ大切なことをお伝えしておく。
使い方の動画にも登場するが、Mamiya RZ 67 PRO II はフィルムホルダー(フィルムを入れる部分)が外せるようになっていて、感光を防ぐ遮光板がついている。この遮光板がカメラ本体のボディとフィルムホルダーの間にあるとシャッターが切れない。ファインダーを覗いた時、シャッターを押すと下の方に赤いライトが点いていたらそのサインだ。
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私もいまだに忘れてしまうのだが、遮光板を入れる場所がホルダーのいちばん後ろにあるので、撮影するときは毎回そこへ入れるように。シャッターを半押ししてライトが緑になっていたらオーケー。
ちなみに右のオレンジのライトが光ったら、フィルムを次に進めるか、フィルムを撮り切ったので交換しないと撮れないよ〜ということ。
そしてついに、シャッターを切る。
緊張の瞬間、「カシャン」という、重厚感満載の音がなる。
フィルムなので現像してみないとちゃんと撮れているのかはわからない。どんな写真になるかなとわくわくしながら、一枚にじっくり時間をかけるこのプロセスが好きだ。
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以上がMamiya RZ 67 PRO IIで写真を撮る基本的な流れだ。
このnoteを書き進めながら、Mamiyaについて他にも伝えたいことがたくさん浮かんできた。この続きは使い方の応用編として、またnoteや自身のYouTube、SNSなどで公開しようと思う。
今回はこれで終わり。