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八王子の小宮公園で野鳥観察:イカルとコジュケイ
晴天予報の休日。
東京マラソンに巻き込まれず静かな所で野鳥を見たいと、一度行ってみたかった小宮公園に行こうと決める。
早起きして7時前に到着した八王子駅。気温は0℃で吐く息が白い。
バスの最寄り駅を降り、公園へ歩いて向かう。
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公園に入る前からメジロやヤマガラを目撃。
山が近いとあって、色んな野鳥に出会えそうだ。
住宅街の草むらからガサガサと音が聞こえる。
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自宅周囲ではまず見かけないガビチョウ。
外来種で騒々しく、あまり歓迎されない鳥だ。
東京西部でガビチョウが繁殖していると聞いていたとおり、歩く道すがらあちこちで見かける。
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早朝のせいか、公園内に人影はない。
やわらかい朝日があたりを照らしている。
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夜に冷えた身体を日光で温めているのか、キジバトは枝でじっとたたずんでいる。
公園を入ってすぐ「キョッキョッ」という声が聞こえる。
声のする方へ目を上げると、お腹の白い鳥が数羽留まっている。
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初めまして、イカル。
スズメ目アトリ科の小さい鳥で、黄色くて大きいくちばしがトレードマーク。
ブサカワ(失礼!)な出で立ちとは裏腹に、恋の季節には「キーコーキー」と澄んだ声で鳴くという。
一度生の声を聞いてみたいな。
(イカルの鳴き声はこちら↓ )
イカルもまた朝日で身体を温めているのか、じっと木の上で朝日の方を見ていた。
雑木林のエリアに足を運んでみる。
こちらも人影まばらで静まり返っている。
バーダーさんはほとんどいない。
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歩きやすい道をのんびり歩いていると、足元でガサッと音がする。
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寝起きでお腹がすいているのか、餌探しに夢中で私に気付かない。
ビックリさせないよう、後退りしながら見守る。
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初めまして、コジュケイ。
コジュケイもまた中国からやってきた外来種。
キジ目キジ科で、大きさはハトをまん丸くした感じ。
「チョットコーイ」と鳴く鳥として知られている。
同じキジ科のニワトリと鳴き方が似ている。
ガビチョウやワカケホンセイインコもだけど、外来種は総じて声が大きい気がする。
イカルみたいに小鳥たちの控え目な声の方が私は好きだな。
(コジュケイの鳴き声はこちら↓ )
コジュケイは手が届きそうな位置で私に気づいたが、人馴れしているのか私のことは完全無視。
餌探しに没頭している。
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雌雄同色のコジュケイ。雄雌は足の形で見分けるそうだ。
蹴爪のあるのがオス、無いのがメス。
雌雄同色というがこのカップル、オスは黒っぽくメスは赤っぽい。
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まん丸な二人を独り占め。声はともかく、かわいいなあ。
しばらく姿を楽しんだあと、おどかさないようこっそり離れる。
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公園の中でも、あちこちの茂みでガビチョウがガサゴソ。
全部で100羽以上はいるだろうか。
まるでガビチョウ祭りだ。
縄張り争いなのか、一斉に鳴くとけたたましい。
1羽だけなら良いが、あまりの声量に「うるさーい」と心で叫ぶ。
(ガビチョウの鳴き声はこちら↓ から)
ガビチョウにコジュケイ。
小宮公園は声の大きい鳥が多いなあ。
小宮公園を含むこのあたりは「ひよどり山」と呼ばれているが、これじゃあ「がびちょう山」だ。
ヒヨドリの声が可愛らしく聞こえる。
ガビチョウの声の合間を縫って聞こえるウグイスの「ホーホケキョ」にほっこりする。
園内をさらに歩くと、小鳥がシュッと通り過ぎる。
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日が昇るにつれて、バーダーさんが増えてきた。
坂を上り、公園北の広場にあるベンチで一休みする。
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今週は晴天が続き、もうすぐ北へ帰ってしまう渡り鳥に会いたいと休日の度にあちこちを歩き回った。
早朝からの外出続きに、身体が疲れを訴えている。
来週は仕事が目白押し。無理せず今日は早めに帰ろうかな。
入口に戻ろうと坂を降りると、ルリビタキが出たというポイントにバーダーさんが集まっている。
ルリビタキに会いたいけれど、囲んで怖がらせることは本意ではない。
鳥との出会いは一期一会。
いつか私の目の前に青い鳥がシュッと現れてくれることを期待しよう。
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小宮公園。
静かに野鳥観察できる理想的な環境だった。
大好きな公園リストに仲間入り決定だ。
また季節を変えて来よう。
訪れる人で賑やかになるなか、公園を後にする。