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小説

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#オリジナル小説

【小説】アイデア不足の創造神

 ここは天界、あらゆる神や天使が住んでいる場所。  神々にはそれぞれ役目が与えられており…

【小説】耳たぶ通貨 (微下ネタ注意)

 「あっっっっつ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」  2025年、夏。  地球は年…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第6話.少年と火

旅行から帰って3日、遺言状を書き上げた僕は家の近所の河川敷にいた。街全体が寝静まった夜…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第5話.信者と劇、帰り

駅から出てきた人がバスに乗り、バスから降りた人が駅に向かう。そんな光景をボーッと見なが…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第4話.小説家と木

部屋の窓から、海を見ている。波は穏やかで風もほとんど吹いていないようだ。海岸沿いを車が走…

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【小説】遺言状・ザ・ベスト 第3話.どエロい女と川

東京で数日過ごした僕は、今、大きな川を見つめている。僕の目の前にある巨大な川は、日本三大…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第2話.脱獄犯と繰り返し

高校二年生の夏休み3日目、朝8時、僕は旅行のための身支度をしている。財布、スマートフォン、歯ブラシや髭剃り、化粧水、充電器、着替えなどなど、足りないものはないかリュックの中身を確認する。何日間の旅行になるか、どれだけ遠くに行くのか、全く計画は立てていないけれど、移動が苦痛にならないように荷物は最小限で抑える。  荷物に不備がないことを確認し、母の下へ向かう。 「お母さん、そろそろ行ってくるよ」  母は口角を上げてはいるが不安げで不満げな顔をして僕を見る。結局最後まで僕の一

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第1話.自殺率50%とボール

小説にストーリーが必要なように、曲にリズムが必要なように、遺言状には人生が必要だ。良い小…

富士山百面相〜季・雲〜

季  今日は晴れてるから富士山が見える。恐らく日本一大きく見える。私は富士山が好きで、富…

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