1月がはじまりやってみた、 そして 、気づいた
1月になると、新しいカレンダーに変わります。
皆さんは部屋にカレンダーを飾りますか?
スケジュールもスマホで管理されることが多い世の中になりましたが、それでもやはり、私は部屋にカレンダーを飾っています。ふと顔を向けるだけで、ひと月分の数字をみながら予定や計画をあれこれ整理できるのだから、便利じゃないですか。
カレンダーはもちろん便利なだけではありません。お気に入りのインテリアの一つという役割も果たします。毎日目にするのですから、カレンダー選びには慎重になりますよね。
こうしてカレンダーを新しくすると、なんとなく心機一転したくなるものです。そこで、まずはデスクのまわりを片付けました。パンデミック以来リモートワークが取り入れらている今、プライベートで使うラップトップと会社のラップトップを交互に入れ替えながら、同じデスクを使って活動しています。仕事中に電話で話しながらメモした紙の数々がいつの間にか積み重ねられていき、そのままデスクの横にたまっていました。さらに、銀行関連の郵便物は一度開封して目を通した後、そのままデスクの隅に放置、読もうと思っていた本がその書類たちの上に置かれていき・・・ これではいけない!
メモ書きはまとめてゴミ箱へ、必要な書類はファイルをし、本は本棚へ。
デスクの上がスッキリするだけで、気持ちが晴れるから不思議です。
そして新しいカレンダーを見ながら、「今年やりたいこと」を考えました。あれもしたい、これもしたいと欲張りな目標が頭に浮かびます。
歳を重ねるにつれ、忘れっぽくなる日々。せっかく思いついたのだから、忘れないうちに書き留めよう。でも、どこに?
日々のスケジュールを書く手帳ではないし、日記を書くようなノートにでもない。そう、これは1年の計画というような大袈裟なものではなく、やりたいことを忘れないように書き留める、そういうもの。気軽に手に取って書き込み、見返すことができるメモ帳のようなノートがいいのです。
そういえば、ちょうど良いノートがありました。昨年日本の友人が送ってくれた誕生日プレゼントの中に入っていたメモ帳。そこに書き留めることにしました。
こうして新しい年、新しい一月を過ごして2週間が経ちました。
新しい時間が始まったと言っても、何か素晴らしい出来事が起こっているわけではありません。些細なことで一喜一憂する日々なのです。
スーパーで買ったオレンジ、日本で食べた愛媛のヒメマドンナほどの甘さはないけれど、さっぱりしていて美味しくいただいていました。しかしある日、カゴの中で皮が白濁し、柔らかくなってしまった一つを発見。
あーあ、もう食べられない。
がっかり。
日本で懐かしい駄菓子のヨーグレットを買いました。日本一の駄菓子屋さんというところに行ったのです。
パッケージに見慣れない言葉が書かれていました。
「にこにこヨーグレットが入っていたらラッキー!」
へえ、今どきのヨーグレットにはこんな工夫がされているのか、と読み流してすっかり忘れていました。ある日夫が嬉しそうに私のところへやってきて差し出したもの、それは裏のパッケージが一度開かれたヨーグレットでした。そこを剥がしてみると、そこにはあの、にこにこヨーグレットがいたのです!
まるで子供のように喜んではしゃいだ私の姿、想像していただけますでしょうか。
そんな小さなことで悲しんだり笑ったり、1年はそんな時間の積み重ねなのですよね。焦らずに、小さな出来事を楽しめる余裕を持って過ごしたい、そんな風に思います。
さて、そんな私が日々目にしている1月のカレンダー、描かれている絵が偶然にも以前飼っていた愛猫のトトにそっくりなのです。
さらに、友人が送ってくれたそのメモ帳の表紙に描かれている絵もまた、トトと同じ色のネコ。
1年の始まり、日々の時間をゆったり丁寧に過ごすようにと、トトが教えてくれているのかもしれませんね。
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