★★☆☆☆「ミステリと言う勿れ(映画)」

WOWOWで放映されたものを録画にて視聴。
この映画を観たことがある人なら分かると思うけれど、夜中に一人で観るものじゃない。
鬼の集いのDVDのところは、それなりに怖かった。。。

DVDと言っていたが、盤面の裏はすごくブルーレイディスクに見えたんだけど、実際のところはどうなんだろう。

ストーリーは単純で、ミステリ要素は薄い。
前半の犯人も、後半の犯人も「でしょうね、、、」という感想。
分かりやすいようになのか、不自然な要素でいっぱいだった。

原作は読んだことがなく、ドラマは3話くらいまでしか見ていない。
事前に人物相関図なども見ないから、飛び込みで映画を観た人には、この関係性がどこまで理解できていたか不明。
我路くんって？？大隣署の人たちは、どんな関係？

映画だけで楽しもうと思ったら、その面白さは半減するのかもしれない。
とはいえ、久能整の謎解きの様子や、言葉の選び方は実生活においても学びがたくさんある。
特にセメントの話は、今回の映画を通しての大きなテーマだったのかもしれない。

話の謎と同時に、こんな大きなお屋敷はどこにあるんだろう、というのも気になること。
岡山県にある旧野﨑家住宅とのことだが、そこは広島ちゃうんかい！！！という気持ちも。
場所で言えば、なんで最後は東広島駅？？というのも、地理が分かる人には疑問かもしれない。
もちろん舞台が宮島のあたりだとしたら、という前提だけれど。
もし、USBはあんなところに埋めていたとしたら、とうの昔に無くなっているだろう。

また、東京まで寝て帰ろうとしているけれど、その新幹線は東京まで直通じゃない。
というのは、おっちょこちょいな久能整にはピッタリの表現。
いや、そこまで考えられていたらすごいなーと思うし、視聴者がそこまで気付くのか、とも思う。

犬神家の一族を知っている人には、松嶋菜々子さんの登場シーンでニヤニヤしてしまうだろう。
滝藤さんは最近いろんなところで見かけるなーと思うし。
萩原利久さんは「美しい彼」のイメージが強すぎて、方言とか声を荒げるところとか、新鮮な印象だった。

あと、町田啓太さんと松下洸平さんはよく似てる！
たまにどっちの話をしているのか分からないこともあった笑
松下洸平さんは内藤秀一郎にもよく似てるなーと思っているところ。

段田安則さんが登場されたときは、今回は弁護士で「先生」ですか。
なんて、つまらないことを考えてしまいました。

ドラマを知らないと面白さが半減してしまうこと、ミステリ要素が薄かったこと、DVDがちょっと怖かったこと、久能整の声が若干聞き取りづらかったことなどなどから、星2つ。

ありがとうございました。