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映画感想文「ラストマイル」 エンタメ度高し!

現在公開中の映画「ラストマイル」を観てきました。
感想を書いてみようと思います。

この作品の公開日8月23日。で、今は師走。
ロングラン公演、おめでとうございます。
評判の良さは聞いていたので(職場の同僚も面白いと)、機会あったら観たいなあ〜と思いつつ、他の作品を見てました。。。すみません。。。
なので、今回念願叶った形で鑑賞してきました。

*ネタバレはないと思いますが、気になる方は退避してくださいませ。

監督 塚原あゆ子
脚本 野木亜紀子
ブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボールが爆発する。やがてそれは連続爆発事件へと展開。
物流拠点の関東センターに着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本と、真相の解明に乗り出すーーーーー

自分は細かいことはよく分かっていないのですが、この監督と脚本のコンビでテレビドラマを何作か作っていて、そのドラマの方も出演されているそうです。
ポスターの上部で「シェアード・ユニバース・ムービー」と銘打っていて、それがドラマとの連動を示しているようです。

自分はドラマを一切見ていないので、正直どのくらい連動してるのか分からなかったのですが、ドラマを見ていない方でも問題ないかと思います。
まあ見ていればさらに盛り上がれると思いますが。

中身に関してネタバレしないで感想を言うと、たい焼きに例えるなら、頭から尻尾までギュッとあんこが詰まってました。
あんこ=エンタメでございます。
もう最初から最後までずーっとお話が展開していき、観客を全く飽きさせない。
演出過剰だったり説明過多だったり、テレビドラマっぽい要素はあるけれど、もうずっとドキドキさせられました。
制作陣の意欲を感じました。自分はそこは買います。

ただお話の展開=脚本上の論理の展開といった感じで、登場人物たちが動かされてる感じがちょいと残念。
お話の展開はもちろん大事なのだけど、プラスして登場人物たちの情動で物語が動くシーンも見たかったな。
徹頭徹尾バランスよくお話も人物も配置されていてそこは本当に素晴らしいのだけど、どこかラッピングされてる印象は否めない。どこか既視感がある。
ほんのちょっとでいいから、論理じゃなくて、制作者の匂いがするようなシーンが欲しかったかな。たとえそれが万人受けするようなものでなくても。
そこに踏み込んで欲しかったなというのが正直なところです。

とはいえ、邦画でこんなにロングラン上映されているのはすごいこと。
この監督・脚本コンビの次作に期待しまっす。


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