「酒」をやめてみた
キーストーンハビットという言葉をご存知だろうか。小さなことでもいいから、一つの習慣を変えたのちに、それをきっかけとして他の習慣(主に悪習慣のこと)が変わっていき、どんどんと人生が好転していくというものである。
俺にとって、キーストーンハビットは明確に、酒だった。
元々そんなにべらぼうに飲んでいたわけではない。週に2回、3回が平均。多くて4回ぐらいだろうか。連日飲むということはほとんどなかったので、まぁ普通の飲み方だろう。
しかし、飲んだらまずタバコを吸ってしまう。そして、今でも酒とタバコをやっている人はわかると思うが、中年になってからの酒とタバコのコンボは、体に甚大な影響を与える。
翌日、まじで起きられない。
その時は楽しいし、酒もタバコも相性がいいから、美味しいんだけど、翌日の体調は本当に最悪だ。口も臭いし、体もだるい。
俺の家庭は、妻が個人事業主で、土日はいつも嫁が仕事だったので、土曜日は朝から晩までワンオペ育児であった。だが、金曜日に酒とタバコをやりすぎると、どう考えても、育児という仕事ができない。ネグレクトに近い状態になってしまうのだ。
それはそうと、酒をやめたことのメリットは本当に、計り知れなかった。
まず1週間ぐらいで顔のむくみが取れて、人に「痩せました?」と聞かれる。
現在は3ヶ月継続中だが、体重は実際どんどん落ちている。
それに朝も夜も時間が有り余ってしまう。
うれしい悲鳴だ。
毎日が生産的になっていく。
酒をやめると、どんなに人生を無駄にしたかが本当によくわかる。