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映画【ショーシャンクの空に】名セリフ

長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。

ショーシャンクの空に : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

なんの説明もいらない位の名作中の名作。
モーガン・フリーマンのモノローグが心地いい。
ラストの爽快さは言わずもがな。

(太文字が映画の中の台詞です。
台詞の紹介なので基本全てネタバレです。ご了承を。)



仲間にビールを


屋上でタール塗りをしていたアンディーたち。
鬼主任の贈与の話を聞きお金のかかる弁護士に依頼するのではなく、
自分が書類作成をすることを提案する。

僕が代わりにやります
用紙さえあれば無料奉仕で
ただし仲間にビールを

 “仲間”だって?

外で働いてる時の
ビールは最高です
個人的な考えですが

1949年の春の珍事。
午前中に作業を中断しビールに ありついた。
アンディーは
酒は やめたんだ
と自分は何も飲まず
独り離れて座り
奇妙な笑みを浮かべ
我々を見ていた

刑務官に コビる気なのか
我々と友達になりたいのか…
いや 安らぎを
求めたんだろう
少しの間でも


終身刑は 
人を廃人にする刑罰だ 
陰湿な方法で


仮釈放されることになったブルックス。
シャバに戻ることを恐れてひと騒ぎ起こしてしまう。
その気持ちをレッドが語る。

50年もムショ暮らしだ
ここしか知らない
ここでなら 彼は有名人だが
外では違う
ただの老いた元服役囚だ
白い目で見られる
分かるか?

 出任せは言うな

何とでも言え
だがあの塀を見ろよ
最初は憎み しだいに慣れ
長い月日の間に 頼るようになる
“施設慣れ”さ

 俺は そうはならねえ

そうか?
50年もいればどうなるか…

そのとおり
終身刑は
人を廃人にする刑罰だ
陰湿な方法で


“ブルックス ここにありき“


仮釈放されたブルックスからの手紙。

仲間の皆へ
何もかも 速いので驚いている
子供の頃 自動車を1度 見たが
今では至る所に 変化の大きさに
思わず息をのむ

仮釈放委員会は住む所と 仕事を与えてくれた
食料品店での手伝いだ
頑張ってはいるが 手の関節が痛む
店長に嫌われているようだ

時々 公園に来て 鳥にエサをやる
あのカラスの ジェイクに会いたいが
ここへは来ない
友達を作り 元気でやってるといいが

どうもよく眠れない
落ちて行く夢を見て
飛び起きる
ここがどこか 分からなくなる時も
強盗でもやって 刑務所へ戻りたい
店長を撃てば 必ず刑務所送りだ
だがこの年で 強盗はできない
疲れ果てた
不安から解放されたい
だから死ぬことにした

私などが死んでも
迷惑はかからんだろう

 “ブルックス ここにありき“

追伸
首にケガをさせて悪かったと
ヘイウッドに


心の中には何かある 
だれも奪えないある物が…


懲罰房から帰ってきたアンディー。

音楽を聴いてた

 穴蔵でレコードを?

頭の中でさ 心でも
音楽は決して 人から奪えない
そう思わないか?

 ハーモニカを
 よく吹いたが
 入所してから興味を失った

心の豊かさを
失っちゃダメだ

 どうして

どうしてって
人間の心は石で できてるわけじゃない
心の中には何かある
だれも奪えないある物が…
君の心にも

 一体 何だ

希望だよ


彼のいない日々は空虚だ 
友への感傷か…


脱獄したアンディーを思うレッド。

彼の話をよくした
見事な脱獄だった
彼が去って
寂しくなる時もあるが
彼は自由に
飛ぶべき鳥だったんだ
光り輝くその羽
飛び立つ時
俺たちの
心まで喜びに満ちる
とは言え
彼のいない日々は空虚だ
友への感傷か…


彼はとうに死に 
この老いぼれが残った 
罪を背負って


仮釈放委員会との会話。
自身が更生したかと長年問われ続けたレッドが40年目に言ったセリフ。

後悔しない日などない
罪を犯したその日からだ
あの当時の俺は
1人の男の命を奪った バカな若造だった
彼と話したい まともな話をしたい
今の気持ちとか
でもムリだ
彼はとうに死に
この老いぼれが残った
罪を背負って

更生? 全く意味のない言葉だ
不可の判を押せ
これは時間のムダだ
正直言って
仮釈放などどうでもいい


希望は永遠の命だ


皮肉にも仮釈放になったレッド。
だがブルックスのようにシャバでの現実を恐れる。
安心できる所へ行きたい
おびえなくて済む所へ
その時 思い出した アンディーとの約束を

バクストンの牧草地へ向かい手紙を手に入れる。

レッドへ 
仮釈放おめでとう
ついでに私の所へ来てくれ
町の名を覚えてるか?

 ジワタネホ

仕事を手伝ってほしい
チェス盤も用意した
レッド 希望はすばらしい
何にも替え難い
希望は永遠の命だ
これを読む君が 元気だといいが
アンディーより


必死に生きるか 
必死に死ぬか 
俺は生きるぞ



俺の希望だ


手紙を読み、希望を胸にレッドはジワタネホを目指す。

人生で2度目の罪を犯した
仮釈放違反
町を出ても 追っては来ないさ
老いぼれ1人を

ワクワクして落ち着かない
自由は人間の喜びだ
この長旅の結末は
まだ分からない
国境を越せるといいが
親友と再会できるといいが
太平洋が青く美しいといいが

俺の希望だ


最後にひとこと。


何回観ても気持ちのいい映画。
映画をあまり観ない人に「お勧めの映画は?」と聞かれたら
とりあえずショーシャンクと答えておけば間違いないというのが定説。
ラストの海岸のシーンでは笑みが止まらない。
本当に大好きな作品。

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