今日は「憲法記念日」!75周年を祝おう!🎉

今日は憲法記念日です!
民主的な日本国憲法が施行されてから75年目👏今の日本の憲法は75歳!

思えば私たちの暮らしは憲法で支えられてきました。
戦争を太平洋戦争以来してこなかったのも、日本国憲法のおかげです。


先の大戦、アジア・太平洋戦争で日本は焼け野原になり、多くの戦死者を出しました。
戦争による多大な犠牲を負い、手に入ったのが日本国憲法(特に9条)です。

日本国憲法の柱は、国民主権、基本的人権の尊重、そして憲法9条に規定されている平和主義です。


先日、先の大戦で、特攻隊で亡くなった若者を特集した番組を見ました。


特攻隊とは、片道燃料だけで出撃し生きて帰ることなく敵艦隊に体当たり攻撃を命じられた航空隊員のことです。
多くは学徒動員された予備学生でした。10〜20代の若者です。

十分な飛行訓練を受けることなく、死ぬためだけに出撃していったのです。

死ぬと分かっている命令を受けても拒否もできず、逃げることもできず、理不尽さに腹を立ててもどうすることもできず、何とか運命を受け入れて死地に赴かなければならなかった。
そんな彼らの気持ちはどんなだったでしょうか?

特攻隊に限らず、戦争末期に招集されて南方に送られた兵士の多くは戦死しました。
戦地に着く前に輸送船が撃沈されて戦死した人も多く、招集された時点で自分が死ぬ確率がかなり高いことはわかっていたようです。

「自分に死ねと命じる国家とは何か?」
彼らが残した言葉です。


 

戦後に定めた日本国憲法には9条「戦争放棄」の項目があり、日本国家が戦争することが禁じられました。
国家が国民に「戦争で死ね。」と命じることはできなくなったのです。

私たちにとってこれほど安心できることはないのではないでしょうか。

先の大戦で戦死した若者から見れば、せっかく手に入れた平和憲法を手放すなんてありえないでしょう。


個人が何より尊重される民主主義社会では、国家が国民に戦うことを強制することはできないと思います。
今ウクライナでは18歳から60歳までの男性を予備役として出国を禁止していますが、これはおかしいのではないでしょうか。(ロシアは禁止していないので若者がどんどん海外に出ています。)

戦場に行きたくない人は当然います。
強制的に徴兵をしているかどうかはわかりませんが、戦火からはまず避難が当然だと思います。
指導者が徹底抗戦の方針を取るのはいいですが、国民には選択が与えられるべきです。


9条は先の大戦の反省から、何より日本が他国を侵略することを禁止しています。
日本から戦争を仕掛けることを禁じているのです。

しかし今、日本が侵略される可能性ばかり議論されています。

日本が誰の敵にもならない、どの国からも脅威と見られないことが大事だと思います。
だから、議論されている敵基地攻撃能力には反対です。
他国を攻撃する能力を持てば相手国からは敵とみられるからです。

防衛費をGDP2%にと自民党が主張していますが、2%になると日本の軍事費は世界第3位になるそうです。
そのような軍事費が必要でしょうか。
世界の軍需産業をもうけさすだけでは?

経済力が落ちていく中で、軍事費にお金をつぎこむのは、ただの「強そうな国」になるだけです。
本当に大切なのは市民の暮らしの豊かさなのでは?
今、私たちの暮らしはピンチになっています。


防衛設備(軍備)が強化していくなかで、それが誰かを侵害する可能性を忘れているのでは?
それは外国かもしれませんし、私たち日本市民に向けられるかもしれないのです。
そんな加害者になる事態を防ぐのが憲法9条なのです。

ミャンマーの友人からこんなことを以前言われました。軍で支配される前の話です。
「日本は民主的な憲法があって、すごい。いつかミャンマーにも作って自由で民主的な国にするんだ。」

ミャンマーでは不完全な民主主義の憲法しかできておらず、軍から再び支配をされてしまっています。
憲法9条がある限り、日本で軍事クーデターが起きることはまずないでしょう。


銃口かときに市民に向けられることは歴史が証明しています。
今こそ平和憲法の原点に帰るべきです🕊💐


執筆者、ハイサイ・オ・ジサン、ゆこりん

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