My Walkin’

大田区島巡り計画 & 正月だから物流の世界へ計画〜「京浜島」

2023年元旦
先日の昭和島ウォーキン時に確認した京浜島の緑道入り口を目指してモノレール昭和島駅に降り立つ。誰もいるまい、と思いきや他に数名、下車する人あり。いずれも男性で、私とは別の改札へ向かって行った。仕事なのかな。いや、昭和島の公園に行くのかも。

先頭車両に乗ったら出口への階段は一番後ろ。既に歩数を稼ぐ形に😅

長い狭い暗い通路。バリアフリーの対極。主に働く人たちのための駅とはいえ、少しでも足腰を痛めたらアウトな感じ。厳しいね。

東口に出たのは私だけ。無人改札だ。ウォーキン前のトイレも当てが外れた😅　億劫がらずに西口に行っておきゃよかったよ。

で、改札の外にも続く細く長い通路。フェンスも高くて外が見えない。というのもこの一帯、物流や工業系の会社からなる「団地」で「関係者以外の通行はご遠慮ください」エリアなんだよね。向こう側から先日、確認したから知ってる。でも、「昭和島駅 280m」っていう矢印があったことも確認している。駅への行き来はOKってことだ、と解釈。だから行っちゃうよ。なんたって元旦。会社はみんな休みだ。

ようやく通路を抜けた。この先が「団地」。おそらく平日は大型車両がボンボン走っているんだろう。

団地」を抜けて公道に出たら、目の前が京浜島へ渡る橋。ユリカモメかしら、大きなのが街灯にとまっているので、落とし物に気をつけながら下を通過。すれ違ったのは自転車数台とバイク数台。皆さん私と逆行だ。先日はこの京和橋（京浜島の京と昭和島の和だね）を渡ってすぐ左に折れて城南島へ渡った。今日はこのまま京浜島を巡るので右へ。入り口を確認しておいた緑道に入る。下見の印象では、うーん、使われてなさそう。。。だったが、うん、実際あんまり人が通っている感じがしない。ネイチャー伸び伸び。落ち葉をサクサク踏みしめながら進む海沿いの細道。海っていうか、ここはまだ運河だね。京浜運河。天王洲の方へ続いているやつ。

渡ってきた京和橋を振り返りながら緑道に入り左へグルリ…

こんなところにも悪戯書きをするヤツがいるのだな…

途中、見かけたのは釣り人数人のみ。こういうところに必ずいるんだよね、釣りのおじさん。そして「入るな」というところに入って釣っている。なんなんだろうね、あれ。あっちはあっちで、こんなところを正月に、それも元日に、独りで歩いている女ってなんなんだろう、と思っているに違いないが。まあ、お互い自由でいいじゃないか、ねえ。見て見ぬふりで参りましょう。それはそうと、この直線、けっこう長い。舗装されていない道を歩くのは、体のバランスを取りながらだからかな、疲れる気がする。でも足音が心地良い。ぽちゃぽちゃ寄せる水の音も。マジで驚いてる感じの鳥の声も。あの驚き具合からすると、ここらはホントに人があんまり来ないんじゃないかしら。ゴミも落ちてないし。おおおお、ようやくコーナーが見えてきた。木々のトンネルを抜けるとそこは。。。

わあお！予想外の羽田 view！そうか、こういう位置関係だったのか。

羽田の滑走路がどっち向いてるかなんて全然知らなかった。へええ。

トイレがあったら何はともあれ行っとくポリシー。最近読んだロシア語通訳の故・米原万里さんのエッセイに、日本人は何故あんなに出先でトイレに行くのか、という疑問が呈されていたけれど、たぶん小さい頃から「行かなくて大丈夫？」と聞かれまくり、「だから言ったでしょ」と怒られまくり、トイレ絡みで人に迷惑をかけちゃいけないから行ける時に行くように刷り込まれているからなんじゃないか、というのが私の仮説。私のようなシニアともなれば頻度も上がってますから念には念を、です。それに、こうして歩き回っていると日本の公衆トイレの清潔さには本当に感心するんです。安心。これも誰かのお仕事。掃除してトイペをちゃんと備えてくれている。コロナだっっていうのに。そして概ね使う側もきれいに使っている。日本人、偉い、と思える瞬間。こちらのトイレは新しいのか、広くてとりわけきれいでした。

私はここまで水辺の緑道を歩いてきたけれど、京和橋から直進という道も当然あって、車やバイクなら駐車場を目指してそうせざるを得ない。このトイレがある角っこ辺りから、そういう乗り物組の姿がチラホラ。。。からの、やがてワイワイ。釣り人も相変わらずいるけれど、家族連れやカップルも増えて、すっかり普通の公園の雰囲気だ。まあ、ここへ歩いてくる人は少数派だよな、そりゃあ。とはいえ、ここに限らず皆さん中心エリアから限られた半径内に収まるんだよね。不思議。その半径外はまさに圏外。にわかにガラガラだ。ガラガラ好きの私は、メインの直線をさっさと通り過ぎて向こう側の半径外へ出る。ほらっ、ばっちりソーシャル・ディスタンス。

降りてくる。。。

どんどん降りてくる。。。

しかしまあ、あんなデッカイ重たいものが飛ぶなんて、しかも、あんなちっちゃなタイヤのズシンッと乗っかって着陸できるなんて、あと、飛行機っていっぱいあるんだね、一機につきスタッフ何人必要なんだろうんだろう、それでもコロナで随分レイオフされてるんだよね、それに、こんなにたくさん無事に飛んでいる中で事故に遭ってしまうというのは相当な不運なんだろうなあ。。。なんて、何の足しにもならないことをツラツラ考えながら見つめ続ける対岸。

公園沿いの道路は両サイドがこんなガードレール

細長い公園の外を走る道路沿いは物流系の会社が並び、普段は交通量が多いんだろうけど、正月モードのこの日は公園組の路駐がズラリ。ちょっと立ち寄ってトイレして販売機でドリンク買って一服しながら飛行機眺めて、さっさと立ち去る人も実際結構いるようだ。一方、動かないのがカメラ組と釣り組。そして少数ながらバーベキュー組。広場はバーベキューOKなんだね、ここは。

しっかしウララカである。日焼けしそう。
もしかして端っこから次の緑地に繋がっていたりしやせぬか、とズンズン進んでみたけれど、やっぱり行き止まりだった。地図の通りだ。信じろよ。気が済んだので公園を後にする。３時過ぎ。暗くなるの、早いからね。帰りは緑道を戻らずに大通り沿いにしよう。もっとも、大通りも誰も歩いちゃいないんだけど。

なんかちょっと物騒な名前😅　Iron Maiden っぽい。

普段から歩く人は少ないんだろうなあ。大通り沿いの歩道も自然がワイルドだ。それを邪魔に思う人がいないってことだ。ふと気がつくと真上を飛行機が。ん？さっきと着陸のルートが違くない？ あ、そっか、３時過ぎたからだ。都心上空コースに変わったんだ。どんどん飛んでくる。２路線。その真ん中あたりを北上したところに我が家はある。さすがにこっちで見る方は大きいけれども、大きくてビックリ！ってほどじゃない。すっかり慣らされちゃったなあ。。。ちぇっ。

腹で主張するデルタ。他がやらないのが不思議だ。そういえばアマビエの絵@ANAってのがあったよね。見たことないまま終わった、のかな、あれは。

戻ってきましたよ。。。

通り過ぎていく急行は混雑しているけれど、各停はガラガラだ。大好きなガラガラを満喫しながら、せっかく座ったから浜松町まで乗ってって山手線に乗り換えた。

17,256 歩。変な道をどんだけ歩こうと誰にもなんにも言われない。独歩、最高。