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「理論武装」してみた② 「アンコンシャスバイアス」を学ぶ


 7月に受けた千曲市のセミナー「同和問題の現状と課題」に続いて、今回は、

「アンコンシャスバイアスを知る、気づく、対処する
~誰もが自分らしく生きられる社会を

と題されたセミナーに参加しました。 ただし、片道2時間かけて千曲市役所まで行った前回と違い、今回は「Zoom」で。

 今さらながらZoomで何らかの会合に参加するのは初めてだったのですが、カメラをOFFでOKだったので、ハゲ(スキンヘッド)かくさなくてもヒゲ剃らなくても、短パンの部屋着でも参加できるので圧倒的にラクですね! これからも積極的に利用しようと思ってます(返す返すも、今さらながら)。


アンコンシャスバイアス = 無意識の思い込み

 この言葉、勉強不足の私は最近知ったのですが、驚いたコトに、

「一般社団法人」の組織まで有って「ひとりひとりがイキイキする社会をめざす」ために活動されているのですね。

 私の場合、無意識、というか明らかに自覚が有るレベルで決めつける傾向が有るので、どうにかしないといけないなぁと思っていたトコロにこのセミナーを見つけ、これ幸いとばかりに受講したワケです。


 アンコンシャスバイアスは他者だけではなく、自分に対して向けられるものも含まれるようで、例えばよく耳にする「正常性バイアス」「ステレオタイプ」(「みんなそうだろう」と思い込むコト)に加え、ネット等で自分が欲しい情報ばかり集めたりするコトや、権威には従った方がイイと思うコト、周りに合わせといた方がイイと思うコトもアンコンシャスバイアスの一種で、アトは過去の記憶を美化しすぎるコトや、(万博みたいに)時間やコストをかけてきた事象に対し「継続した方がイイ」と思い込むコト、現状維持を好むコトに、自分を過小評価するコトも一種のアンコンシャスバイアスとのコト。

 こうならないようにする対処法としては、思い込みをしていないかを常に意識し、決めつけたり押しつけたりせず、対人なら相手の表情や変化を気にして対話確認をし、自分の思い込みなら客観的なデータを見たりして気づこうとするコトが大切とのコト。

 そして「主語をデカくしない」コトも重要で、常に「私」がどうするか、どう考えるかで判断するべきだと。 ネット界隈でみられる「日本ガー」とか「日本人ガー」や、「・・・とみんな思っています」みたいな必要以上に大きな設定がアンコンシャスバイアスを招くので気をつけましょう、とのコトでした。
 なので、ネットでそういう人を見たら「あー、コイツ思い込みだけで語ってるわー」と判断していただいて良いかと。 そして私も、気をつけなければ。

 アンコンシャスバイアスが及ばす影響は単に人間関係だけではなく、ジェンダー平等多様性社会の推進を阻害し、ハラスメントを起こしたり災害時の対応に遅れが出たりするコトも考えられるようなので、とかく他者だけでなく自分自身に対しても決めつけが激しい私は、特に注意しなければならないなと感じたセミナー。 勉強になりました。


 ただひとつ気になったのは、講師の方がアンコンシャスバイアスを、

「アンコン」

と略して話していたコト。 この言葉で大切なのは「バイアス = 思い込み」の部分なハズで、これだと単に「アンコンシャス = 無意識」という言葉を略したダケになってしまいます。 何でもかんでも略すのも如何なモノかと思いますよ。

 って、コレは「バイアス」じゃないですよね・・・?



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金城ガンヂ
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