【#133】長野県・小布施町長選挙レポート(2024 12.22)
小布施町は「栗菓子」「葛飾北斎」などで有名な、長野県有数の観光スポットです。 だがしかし、観光で賑わう街だけど行政は停滞しているというのは往々にして良くあるものでありまして。
果たして小布施町も大変な様子で有り、更に厄介なのは、パっと見で行政と民間が上手く連携しているように見える、その更に奥まで覗いてようやく行政の問題が見えてくるという点です。
現職が退き、新人二名による一騎打ちとなった選挙。 読み進めていくと貴方は、少し背筋がさむくなってくるかもしれません・・・
◆小布施町(おぶせまち)・概要
面積:19.12㎢(長野県 第77位 / 77市町村)※県内最小面積
人口:10,974人(第30位)※2024年12月1日現在
人口密度:573.95人/㎢(第1位)※2024年12月1日現在
平均年齢:50.62歳(若い順 第30位)※2020年10月1日現在
衆議院は長野1区に属し、篠原孝(立憲 8期)氏を選出
◆立候補者
1期務めた現職が出馬せず、町議を4期務めた60代の男性と、役場で課長職を歴任した30代男性の、30歳差の二人による一騎打ちです。
◆前回の選挙
前回は無投票で今の現職が初当選しました。 小布施町という場所は概要で書いた通り、県内最小面積ながら最も人口密度が高い町なのですが行政は停滞しており、町長選が行われるのは20年ぶりとなります。
◆POINT
①現職が1期限りで退任
現職の桜井昌孝町長。 1期4年務め退任を決意したのですが、まだ59歳とまだまだ働ける年齢です。 それでも退任を決意したのは「小布施町が更に発展するために若い力にかけることにした」と地元紙に語っており、それが、その直前に出馬を表明していた大宮候補を指しているコトは明らかです。
現職から後継指名されたも同然な大宮候補が有利な構図ですが、いくら若い候補とはいえ現職町政の継続なら小布施町は “また” 変わらない道を選ぶコトになります。
なんせ現職も、その前に4期16年務めた前町長から後継指名を受け(無投票)当選した人物ですから。
では、観光客が集う小布施町の “別の顔” については有料部分で。
既に表に出ている話では有りますが、町役場ではこの4年間で恐ろしい事態が起きています。 覚えているでしょうか・・・?
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