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今週の選挙(2023 1.22投票)

 いつもでしたら毎週水曜日にお送りしているコトの多い選挙紹介。 町村長選や町村議選が火曜告示なので情報が揃うのが水曜以降なので、このようなスケジュールになっているのですが、明日取材に行く予定が有り、水曜にお送りできなさそうなので本日まとめてみました。
 掲載している町長選や町議選は本日(1/17)時点ではリンク先(選挙ドットコム)に載っていない場合が有るので、その際は明日以降に御確認いただければと。
 それでは全国からセレクトした10選挙に加えて、私が取材する予定の3選挙も合わせて紹介します!


◆山梨県知事選

 2期目を目指す現職に元県議と市民団体共同代表の新人2名が挑む選挙です。 現職は「新型コロナに感染しても療養期間を守らずに地元の選挙の応援に駆けつけるほど熱心な」自民党前幹事長と強い繋がりがあり、情勢もリードしているとの報が出ていますが、そんな現職に反発して元県議が自民党を離党してまで立候補しています。 結果以上に「何故、保守分裂選挙に成ったのか?」にフォーカスを当てると山梨特有の政治模様が見えてきました。
 3候補取材済みです。 面白い記事になる自信が有ります! 当落判明後、早めにリリースしますので、是非御購読いただきたく!!


◆【取材予定】長野県・軽井沢町長選

 4期目を目指す現職に新人3人が挑む、なんと4人で争う選挙です。
 全国で知らない人がいないと言っていい、軽井沢。 人口は約2万人なのですが、税収はナント年間160億円もあるという、財政が厳しい自治体がアチコチにある中で何とも恵まれた町です。
 このように財政に恵まれた自治体なので、争点になっているのが「総額100億円余りが見込まれる新庁舎と複合施設の整備計画の必要性」という、何ともスケールの大きな自治体の選挙を取材する予定です。


◆【取材予定】長野県・小諸市議選(定数19/23名)

 定数19に対し23名が立候補し、内訳は現職15人+新人8人で、うち公明から2名、共産から2名出ています。 また、女性候補は3名です。
 前回が無投票だったためデータとしては弱めですが前々回、共産候補は7位と11位で当選します。 それが8年を経て、どのような変化が出るのかが気になるところです。 こちらも取材予定で御座います。

 それでは次に、全国からセレクトした10の選挙を御紹介。


◎北海道・清水町議選(定数13/15名)

 現職11名、元職1名、新人3名が立候補し、2名落選する選挙です。
 政党公認は公明から1名、共産から1名、に加え、参政党から1名立候補しております。  今回の参政党候補は「潜在意識改革ツール『Kanaiプレートアート』認定ナビゲーター」という肩書の持ち主です。
 では、『Kanaiプレートアート』とは何ぞや? と調べますれば、、、

 このようなものだそうです。 ・・・まさに 「THE 参政党候補」 という感じです。 世の中には私の知らない「幸せになる方法」がまだまだありますね。 勉強になります(白目)。
 参政党が北海道進出を果たすのか、注目の選挙です。


◎青森県・五所川原市議選(定数22/25名)

 立候補25名中、元職が2名、新人が6名で、公明と共産が1名ずつ出していますが、なんと共産候補は市議だった父が引退し、その後継として立候補しています。 つまり、日本共産党の「世襲候補」です。 普段だったら反対するところですが、共産党の慢性的な候補者不足をアチコチで見ていると、そうでもしないと党勢保てないよなぁ、、、と同情したくもなってくるのは恐らく取材している立場からの見方。 市民はコレをどう判断するのか、注目です。


◎青森県・つがる市議選(定数18/21名)

 現職16人、元職2人、新人3人が立候補し、公明から1名と、立憲から1名立候補しています。 立憲の候補は現職で4期目を目指すベテラン。 過去3回の選挙は無所属でしたが今回は立憲公認となったようです。 前回は14位当選でしたが「立憲民主党」という看板が今回どう影響するのか。
 折しも岐阜で衆院選候補予定者が立憲を離党し自民に行ったというニュースが報じられたばかり。 立憲は党としてちゃんとバックアップしてくれるのでしょうか。 気になるところです。


◎岩手県・軽米町長選

 6期目(!)を目指す現職に町議を辞して立候補した新人の一騎打ちです。 当選すれば24年間も町長を務めるコトになる現職は現在68歳。 年齢的にはまだまだやれそうですが多選は如何なものかと思いつつ、直近3回は選挙戦を制して町長に就任しているので、町民の支持は厚いのでしょう。
 それよりも気になるのが、新人が82歳と現職より14歳上だというコト。 4月に市議選があるからなのか、この町長選が最後の御奉公だと思ったのかは分かりませんが、いずれにしても無投票になるのは避けようと立候補したものだと思われます。 民意を示す場を作っていただいたのは有難いのですが、町長より若い世代の奮起が望まれるところです。


◎埼玉県・川島町長選

 3期目を目指す現職(自公推薦)に新人2人が挑む選挙です。
 現職は政党の推薦を得ているので選挙戦を優位に進めるものと思われますが、現在74歳と高齢のため、65歳で1期務めた市議を辞して立候補した候補と(※4月に市議選アリ)、49歳の建設会社社長が世代交代を果たすのか、注目です。


◎山梨県・上野原市議選(定数16/18名)

 現職10名に対し新人が8名立候補しており、どういう結果になっても改選後の議会の風景が大きく変わりそうな選挙です。
 公明と共産から1名ずつ立候補していますが、注目は「上野原市民オンブズマン」という団体から立候補し5選目を目指す現職候補。 実際は候補者自身のみが所属する組織のようですが、オンブズマンを掲げて4戦しているのは立派です。
 とはいえ(前回は無投票)前々回は15位とブービー当選でした。 71歳と高齢になってきたため、議席を維持できるのかが注目しているポイントです。


◎京都府・亀岡市議選(定数24/32名)

 8名も落選する熾烈な選挙に、現職13人、元職2人、新人17人立候補しています。 そうです、現職より新人が多いというコチラも改選後に顔ぶれが大きく変わる選挙です。
 そしてもうひとつの特徴は、党派別で公明から3人、共産から3人、維新から1人、と、ココまではフツーですが、「ニュースタイルかめおか党」なる組織から3人、「元気かめおか」なる組織から2人、「かめおかSDGs推進会」なる組織から1人立候補しているという地方団体花盛りな選挙です。
 中でも「ニュースタイルかめおか党」は、トランスジェンダーを公表し前回の市議選でトップ当選を果たした赤坂マリアさんが中心となって立ち上げた団体のようですが、今回の市議選に赤坂さんは立候補せず(今後どうするのかは不明)、代わりに公認候補を3名立てたようです。 前回赤坂さんが獲得した票を単純に3で割れば全員当選も可能に見えますが、もちろんそう簡単にはいかないでしょう。 複数議席獲得し躍進するのか、注目です。


◎和歌山県・御坊市議選(定数14/15名)

 いわゆる “定数プラス1” の選挙ですが、さすがは「コロナで死亡説を流した奴は、叩き斬ってやる!!」と息巻くほど熱いハートを持った前自民党幹事長が地盤としているだけあって、自民公認の現職が4人も出ています。 まさか負けるコトは無いとは思いますが、万が一でも落選したら御大に叩き斬られる可能性も有るので、必死でしょうね。 その他、公明から1名、共産から2名、維新から1名立候補しており、この地で維新候補がどれほどの票を集めるのか、気になるところです。


◎福岡県・筑紫野市長選

 4選を目指す現職に、元県議と元市議の新人2人が挑む選挙です。
 現職には自民県連、公明、国民民主の推薦が入っていますが、自民筑紫野支部は元県議を推薦するという分裂選挙になっています。 福岡といえば自民の有力議員が多数いる県なので、こういったコトもしばし起きるのですが、今回の場合は現職が80歳と高齢なのも影響しているかもしれません。
 元県議が68歳、元市議が57歳と、まさに3世代で争う選挙戦。 勝つのはどの候補になるでしょうか?
 ・・・あっ、ちなみに、4月に県議選と市議選が有るコトもつけ加えておきますね。


◎鹿児島県・垂水市長選

 4期目を目指す現職に、2度目の市長選となる元市議と元自衛官の新人2人が挑む選挙です。
 前回も争った2名を中心とした選挙戦になると思われますが、元市議の新人は現職より12歳も年上のため、厳しい戦いになるように見えますが、果たしてどうなるでしょうか。



以上となります。 候補者の御健闘をお祈り申し上げます。




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金城ガンヂ
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