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「2035年の人間の条件」暦本純一/落合陽一(著)
今日は、だら~っと、過ごしてしまいました。
台風のニュースを見たり、
藤井聡太 vs. 渡辺明 王位戦 第5局 の中継を眺めてみたり
タスクは山積みなのですが、台風の影響か、テンション低めです(笑)
ご紹介する本も、何かの役に立つ、ということでもなく、
結論が出ないけど、おもしろい本
とある記事によると、目的のない読書は出世しない人のパターンだとか orz
そのダメダメなパターンですw
「2035年の人間の条件」暦本純一/落合陽一(著)
「2035年の人間の条件」暦本純一/落合陽一(著)
AI時代の人間の役割とは?
私が大好きなお二人の対談集です
特にテーマは設定せず、
AIと共に歩む、人類の未来について語っています。
人間のIQが低下!?
AIが普及すると、人間は考えなくなる!?
判断しない、思考停止の世界へ
「オートメーション・バカ」、「知的低下の人類史」などの本でも指摘されているらしい
まあ、一部の人、いや、多くの人は、退化しても生きていける、
ベーシックインカム的な生活ですかね
私は、イヤですがw
逆に、これまでは、歴史的に人間のIQは上がり続けていた
「フリン効果」という名前で呼ばれるそうです
AIは長嶋語を理解できるか
ChatGPTを始め、人間と自然言語で対話ができるようになったものの
長嶋語を理解できるのか? という問いは、おもしろい
「ビューっと来た球を、グッと引き付けて、バーンと打ち返す」
みたいなw
こういう文脈や行間を読めるか?
という論点は、AIがもう一段上に行く段階で、求められる能力ですね
以心伝心、思っていることを直接伝える、
それがAIにちゃんと伝わるようになると、
また新しい次元の世界が広がりそうです
まだまだ伸びしろがある、という
ふつうのAIベンチマークとは別の視点がおもしろいです
ムダなコトをするのが人間
人間は論理的なことより、ムダなこと、遊びがスキ
ちょっと高度な遊びとして、例えば、
フーリエ変換をニューラルネットワークでやらせてみる
凄く効率悪いけど、解いていく過程から、
フーリエ変換の本質を再認識できたりする
新しい視点、捉え方を見つけること、
わからないことが、わかると素直に嬉しい
知的好奇心を刺激する
原理を知ることがエンタメ、なんだと
そこには、効率性とか生産性とか、関係ない
実用的で、役に立つことはAIがやってくれる時代
ここは、IQ低下とは別の角度での、人間の伸びしろ
そもそも、AI時代に求められる能力は、現在のIQテストでは測れない
AIにやらせれば、だいたい解けるような問題は、AIに任せればいいんじゃない、
という視点は斬新でした
一人遊びの才能が、AI時代では貴重
結局、何がしたいか?
根源的な欲求こそ、人間が人間として存在する価値
何の役に立つのかとか、どうでもいい
本質を追求したい、知りたい
微分、線形代数などを追求する、
そこが最高に楽しい
というあたり、著者の世界観を垣間見れた感じです
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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