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そういえば、企画力について、書いた記事が少ないことに気づきました

私は、企画こそ、仕事の基本だと思っているのですが、
世の中ではそうでもないみたい

ちょっと、基本的な考え方を整理してみたいと思います



仕事のタイプ分類

世の中の仕事を大きく分けると
ルーティーン型(定型業務)  標準ルール、マニュアルがある
プロジェクト型(非定型業務) 企画、仮説検証がふつう

に分けられます

業務改善は、ルーティーン型の一部。 継続的な成長プロセス
業務変革、変革プロジェクト、新規事業などは、非連続の進化を目指すプロジェクト型
と考えます


たとえば新規事業では、担当者にも企画力が求められます

「何すればいいですか?」 と聞かれると、イラっとしてしまうw
そんな他人ゴトでは、プロジェクトが進まないわけです

「これは、こんな風にやったらいいと思うんですけど、どうでしょうか?」
というところまで考えてくれると、メッチャ助かります!


企画のお仕事

私がご支援する現場では、企画を伴うケースが多い

そもそも正解が決まっていない
どうやればいいか、誰もわかっていない
という状況の中で、企画とは、
正解をつくる、見通しを立てるお仕事、と言えます


  • 目的(何のためにやるのか? なぜ今、やるのか?)

  • 目標(どんな状態になることを目指すのか? 言葉と数字で明確にする)

  • 手段(どんな選択肢があるか? やることリスト)

私は、息をするように、ずっとこんなことを考えていますw


気をつけるポイントは

  • 上位目的は明確か?

  • 本当にやりたいことか?(自分ゴトとして、興味関心が持ち続けられるか?)

  • 目的と手段がつながっているか? (因果関係で説明できるか?)

  • 実現可能か? (やればできるレベルにタスク分解できるか?)

  • わかっていないことを、明確に言語化しているか?(あとは調べるだけ)

  • 儲かるか? (やり切るために必要な、お金と時間を捻出できるか?)

これらの条件のどれかが欠けていると、途中で行き詰まります
(重要度はケースバイケースですが)

うまくいかなくても、いきなり失敗と決めつけるのではなく、
足りないピースが見つかったら、その部分を掘り下げて考えるだけでも
新しい1つのプロジェクト(サブプロジェクト)になることがあります

最上位の目的から始まる、プロジェクトの全体像を常に意識する
全体像を1枚の図にして捉える
全体と部分がつながっていれば、大丈夫です!


企画が新規事業に発展することもある
私の中では、区別するより、つなげて考えるのがふつうです
色々なテーマを掛け合わせて、新しい企画になることもあります


自分ゴトとして、興味関心が持ち続けられるか?

企画すること自体は手段で、
目的は、それによって何を成し遂げたいか?

何のために企画をするのか?

上位目的とその動機の方が重要なわけです

上司から指示された仕事でも、
自分がやるべきこと、
自分にしかできない、ワクワクする

と思えるかどうか
つまり、自分ゴトにならないと、企画は始まらない


結局、やりたくないプロジェクトだったら、
持っている力をフルに発揮できないわけです

それは、お金がもらえなくてもやりたいことか?
(生活には困っていないという前提でw)

ここが、仕事を超えて、本当にやりたいこと
のレベルです


例えば、プライベートで、デートの企画をするとき、
時間を忘れて、あれこれ考え続けたりしますよね
そんな感覚です

損得勘定で考えていたり、気持ちが前のめりになっていないとしたら
そもそも企画を始める以前の問題なのです


ゴールイメージにワクワクしながら、バックキャストで全体像を描く

全体像の設計は、以前も書いているので、省略しますが、
デキる前提で、全体を設計します

出来るかどうか、迷いながら設計していると、とても時間がかかるので、
まず、出来る前提で考え始めることが、重要です

人間は、まだ見たことも経験したこともないのに、なぜか出来る! と思える、
根拠のない自信を持って行動できる希少な生物です


論点のリストアップと整理

どういう観点で考えるべきか
ここは1人で考えるより、チームで考えた方がオトク

ただ、中途半端な状態で、他の人とアイデアをシェアするのが恥ずかしい
一旦アウトプットする勇気が必要です
このあたりは、場づくりと、ファシリテーションでなんとかクリアしたいところ


デキる前提で、何が必要か?
必用となる条件や、やるべきアクションをリストアップします


タスク分解は慣れの問題

タスクが多い場合
タスクが大きすぎて、実現方法が見えない場合
タスクを小さく分解します

これは、慣れの問題なので、
出来ない人は、出来ている人のマネをするのが早い
そもそも、やったことがないと、こういう発想が出てこないみたいです

事例を使って、一緒にワークしながら、経験を積むといいですね


スピード感が、うまくいく指標

うまくいくプロジェクトは、ビックリするくらいスピードが速い!
ゆっくりやって、うまくいくケースはほぼないです

企画の前の構想段階は時間をかけてもいいのですが、
仲間を集めて企画、仮説検証するフェーズでは、圧倒的にスピード命です!

1週間かかると思っていたものを、1日で終わらせるには?
1か月かかる計画を、ザックリ2日で見通しを立てるには?

など、非常識なスピードで一旦アウトプットするのがオススメ
ここで、完璧主義の人は、混乱するw
そこを、チームの場力で、乗り越えたい

変なテンションになってきたら、いい感じですw


15点で気楽にアウトプットできる場づくり

何か思いついても、他人に言うのは恥ずかしい
こんなのじゃダメですよね
と思い込んでしまうと、とってもモッタイナイ!

気楽にアウトプットして、シェアする
適当に言うことを、当たり前にしたい

中途半端なアイデアを受け止める余裕と、おもしろがる空気

最初はショボいアイデアでいいんです!

そこから、みんなでおもしろがって、コロコロしていると、
だんだん形になる

そのプロセスを楽しむ空気ができれば、
新しい企画がどんどん生まれてくるハズです


  • 許す

  • 認める

  • おもしろがる

そのための余裕と多観点化ですね



最後に、孫さんのストイックだけど、本質的なお言葉を!

やっぱり、いいたい放題に何でもいえる関係というのがいちばんいい。
それが男らしい仲間というものだと思うんです。

日本的な感覚で、仲良しクラブのような、表面的なお友だちというのは、どうでしょうかね。遠慮しすぎるというのは、決して仲がいいことにはならないのではないでしょうか。


こういう緊張感と余裕の両面を持つ空気をつくることが
コンサルとして求められているのだと、改めて思います


ザっと書き出すだけで、やはり長くなってしまった ^^;
整理はまた、別途やろうと思います
今日は30点くらいかな?(笑)



この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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