メタボリズム理論;R3-6-28, Mon. SKR

一仕事終えてのティーブレイク。甘みが欲しいのでインスタントのレモンティー。ラジオから昭和人物史、黒川紀章。

1945年の敗戦後の焼け野原、西洋文化などへの反骨心が浮かんできたと語る。 当時小学校5年生、日本の伝統、外と内との共存を考えた。 豊かな自然との結びつき、古来からの文化を見直す、日本と西洋の文化、人間と生物が共生して発展させる理念。

黒川紀章、 超保守的な私にとって、そのパーフォ-マンスや政治介入に違和感を持っていた。 だが、偉大なる建築家として、その哲学に興味を惹かれる。生きているのではない、「生かされている」とする宗教的背景。

メタボリズム、とは、新陳代謝を意味する生物学だが、戦後の復興期から高度経済成長の時期へ向かった時代に、日本から発信された建築運動。

「共生」、ともに生きる、いや生かされている。

背景に仏教思想、椎尾師の「ともいき仏教」、インドの唯識思想がある;https://www.kisho.co.jp/page/315.html

建築を、時代社会の変化にとともに「共生」発展させていく考えに至るのだろう。 必然的に下記のコメントがでてくる

>> 建築以外の分野,つまり音楽とか詩とか絵画とかいった分野から生物学,社会学,医学,経済学等の分野で自分たちと共通の認識をもった人たちと共同戦線が張れないだろうか

絶えず変化を続ける有機体の生命、それを「物質」の組み合わせと考える根本的な矛盾があるのかもしれない。  

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