シェア
mountriverseaoic
2022年8月8日 19:54
ガラスを通して見た外は涼しげで羨ましいときおり流れる水滴を指でつついて道を変える途切れた道は指でなぞってカラリと鳴った
2022年8月6日 21:08
昔は待ち遠しかった誕生日も今はただ歳を重ねる日ロクなことせずのんべんだらり脳みそ空っぽに生きている今年の目標はどうしようか次の誕生日から頑張ろうか去年も同じことを言った気がして思わずにやり世間は慌ただしく時の流れに差を感じ今や立派な引きこもり明日は明日の風が吹くだろと横になって大あくび
2022年8月5日 18:52
にわか雨で雨宿り雲は動く気配はなくタバコに火をつけ一息ついて進むべきか留まるべきか思考は回らず足は動かず何も変わらずそこにいるだけ何もできずにそこにいるだけ
2022年8月5日 01:24
止まらない時間の流れにため息ひとつ昔はワクワクしていた一年も気づけば来るなと願うほどまたひとつ重ねてため息ついて変わらぬ明日を願うだけ
2022年8月3日 16:56
弾けてはねてとても熱くて思わず落とした鍋のふたこれは勇者もすぐに替えるわとなんだか納得してしまったそもそも暑い日にやるもんじゃないお店の人は凄いななんて鯵を齧った
2022年8月2日 19:57
続きが気になる蛇足だろうとその先が知りたいと思ってしまう世界はそこで綺麗に終わってきっとその先は必要とされないのにそれでも終わりの先を知りたいと思ってしまういつかその先に辿り着けるだろうか
2022年8月1日 22:38
自転車転がすいつもの道いつもと違うお祭りの音知らない土地のお祭りなんてと横目で見ながら通り過ぎるいつから無くした冒険心いつから無くした好奇心普段通りのことしかできずいつもと違うことはできないやりたいやりたいと口ではいえども実際体は動くことなくこんな大人になるはずじゃなかったはずだと僕は嗤った子供の頃にこのお金で好きなお菓子を買いなさいと手渡された50円玉の重さと何を
2022年7月31日 17:02
流れに身を任せる空は快晴いい天気なんだかとても気持ちが良くてだんだん意識が遠くなるああいけない眠っては首をふりふり目をあけるしかしここはどこなのだろうどこまできてしまったのだろう覚えのない景色が続くいつまで流れれば良いのだろう空は遠く岸は遠く取り残されてしまったかのようだんだん不安に呑まれてくだんだん視界が閉じられる慌てて目を開け見慣れた天井ため息ひとつで全部流
2022年7月30日 20:33
踊れ踊れくねくね踊れ踊り狂えよ果てるまで君の踊りが終わるまで僕は見守り続けよう透き通るような褐色の肌が横たわるまで見ていよう緑を纏ってああ綺麗きっともうすぐ絶えるのだろうだんだん踊りは緩やかに満足するまで見守って絶えたらずるりと一口ああ美味い
2022年7月29日 18:46
ここから見上げる星空がそこから見上げる星空と同じ星空であればいい見上げて見つける一等星どこにも見えない二等星そこからどれだけ見えていますかそこからはもっと見えていますか誰にも見えない星を探して君に繋がる星を探してきっと同じことをしているのかな空から流れる雫が一つ
2022年7月28日 21:07
蚊をパチンと叩くスルリと逃げられイライラ狙い定めてもう一度もう二度三度まだやれない気づけば汗だく最後の手段蚊取り線香に火をつけた
2022年7月27日 19:23
深夜にメッセージを待つ来ると決まったわけではなくむしろこない可能性が高いそれでもただただ待ち続けるきっと君から連絡が来ると信じて携帯握りしめる僕から送ったメッセージ他愛のないメッセージなるたけ親愛の情を減らして届けたメッセージは既読もつかずに空虚へと消えるあなたは今何をしていますかあなたはどこにいるのでしょうか問いたい気持ちを押し殺してなんでもないメッセージを送る
2022年7月26日 20:50
ゆっくりとひとことひとことことばをかさねるきっとわかってもらえるときっとしんじてもらえるとおもってことばをかさねてつたえるけっきょくりかいをえることはなくいやになってだまりこんだはなすことがいやになったもうどうでもいいだれともはなさずくちてゆく
2022年7月25日 18:52
気がつけば身動き取れなくなっていた守るものが増えてしまった背負うものが増えてしまった言い訳は考えれば思いつくけど結局動かないことが原因だったいつからだろう道端で泣く子供に声をかけなくなったのはいつからだろう飛び出そうとする子供を叱らなくなったのはいつからだろう喧嘩する子供たちを仲裁しなくなったのはいつからだろう朝すれ違う子供達に挨拶しなくなったのはこんな自分にいつから