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人間とはデフォルトの設定が違うのだろう。:山で撮った写真


書けない日が続いている。なぜなのか、分かる。書いていないからだ。素振りをしてないからだ、短くても書こう。


うっすらと路面に雪が積もっている。積もっていた雪の上をクルマが走る。あったかくなり過ぎた車内を窓をあけて換気する。冷たい風が一気に入り込み、すぐに窓を閉める。

何かにすがり、生きている。共生関係にあるものもあれば、どちらかを苦しめる場合もある。与え合う関係であればいいな。

積もる雪に落ちていた木の実を置く。不完全な状態をみるに、どうぶつが齧ったのかもしれません。この日は、白い衣装を着て美しかったので撮りました。

寒さとは無縁のクルマの中から、外界から離れたようなところでじっくり観察する。

縦に伸びたり横に伸びたり、植物は重力に逆らうように生えているように見えるけれど、人間とはデフォルトの設定が違うのだろう。


この傘の下、生きている小さな生き物たちがたくさんいるといいな。


琥珀のように落ち葉が閉じ込められている。その氷の膜の下を水が這うように流れているのを、誰も居ない山の中でひとり、じっくり眺めていました。息をゼーハー言わせながら。

仕事で山を調査していました。先日の寒波で残っていた雪も溶け、急斜面を這うように尾根から尾根へ渡るとき、谷を流れる水が凍っていました。誰もいない森の中でもトクトクと氷の下を水が伝っています。そういう空間にひとりで居られる時、とても心地がいいです。

冒頭にも書いたけれど、書けない日が続いていましたが、書けない理由は書いたいないからだ。という単純な答えがあると思うので、短くても書くことにしました。

その時分にジブンは何を感じていたのか、シンプルに思い返すためには残っていなきゃ思い出せないよ。と、わたしに言い聞かせながら、明日からやっていこうとおもいます。

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松田佳之
山のため、子のため、写真のために使わせていただきます。いつかお会いできれば嬉しいです。

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