初夏の北海道旅行記 Day1
6月の初め、北海道に行った。北海道行きは、勢いで決まった。ヨルシカという2人組のアーティストのライブのチケットが、東京も名古屋も大阪も取れず、北海道でしか取れなかったのだ。
先着順の運ゲータイプのチケット争奪戦で、カウントダウンして臨んだけどサーバーがほとんど落ちててどうしようもなかった。あれみんなどうやって取ってるんだろう。
今回は飛行機代や宿代は節約しようということでJALパックという飛行機&宿がまとめて取れるプランを利用。2人2泊で全国旅行支援の割引があって35000円ほど。LCCに乗るよりも安いくらいの値段で行けた。
さてさて1日目。朝7時すぎの便で、眠い目をこすりながら札幌に到着!カフェで少し休み、作戦会議。2日目以降はお天気が崩れるっぽかったので、1日目の晴れ間にモエレ沼公園を散策しようということになった。
ロッカーを荷物に預けて、早めのランチを食べようと、お寿司やさんへ。北海道庁の近くなので、赤レンガの建物を見ようと思ったらまさかの工事中。工事の布に原寸大の建物の絵が描かれていて、遠くからではわからなかった(観光客へのやさしさ?)
蓮の葉が浮かぶお庭はきれいで、鯉も泳いでいた。
お寿司屋さんは棗というところへ行った。お昼はいくつかセットやコースが用意されており、うにや数の子などの高級食材が食べられないので(節約仕様の舌)、いちばんリーズナブルな2000円のセットに。板前さんが一つずつ握って提供してくれるスタイルだ。回らないお寿司はまだ緊張する。
食前にサラダ、そして茶碗蒸しと青さのお味噌汁もついてくる。お寿司のおいしさは驚愕だった…!新鮮でとろける食感。あと、タコのあたまというネタは初めて食べたのだが、ほどよい歯応えが最高。板前さんが気さくに食材について説明してくれる。
「このおいしさで2000円は信じられへんな。東京やったら5000円くらいしそう」と言い合いながら完食。以前に東京でたべた寿司ざんまいより美味しかった。当たり前か。
おなかを満たしたところで、目的地のモエレ沼公園へ。市内から微妙にアクセスがわるいので、タクシーを乗って移動。
モエレ沼公園は、彫刻家・造園家のイサム・ノグチが作った巨大な公園だ。元はゴミ処理場だったところから、公園に変身したみたいだ。公式サイトから以下引用。山を作ったというのだから、スケールが大きい。
有名なのがガラスピラミッドだ。この建物内にはイサム・ノグチや公園について知る展示室もあるので、まずはここから巡ることがおすすめ。
自転車を走らせ、海の噴水というスポットへ。海の噴水とは?と意味がわからなかったが、噴水の動きが海だった。
よくあるきれいに水が噴き上がる噴水ではなく、潮水のように勢いよく水が噴き上がり、自然のダイナミックさを思わせる。もともと水がなかったところにも、潮が満ちるように水が流れ出し、音もさながら波の音のようで、海への畏怖を思い出させるような激しさがある。
こんな噴水見たことなかった。イサム・ノグチは「地球そのものを彫刻する」というコンセプトを実践していたらしいのだけど、この噴水は人工物なのに自然の猛々しさが表現されて、うっすらそのコンセプトを感じ取ったような気もした。
ここに来るタクシーで運転手のおっちゃんが、モエレ沼公園行くなら隣の牧場もいいよ、と教えてくれたので、そのままレンタサイクルで牧場へ。
藤の花が綺麗に咲いていた。
歩き疲れて、甘いものが欲しくなったので、牧場でソフトクリームをたべた。ミルクの味が濃い、北海道のソフトクリームだった🍦
久々のチャリ爆走でお尻も痛くなった頃、レンタサイクルを返却。ホテルに帰ろうとバスに乗った。
ホテルでうたたねをしてから、スープカレー屋さんだ腹ごしらえ。ライブに備え、北海道の唐揚げ「ザンギ」とチーズをトッピング。もともと入っているチキンもかなり分厚く、お腹がぱんぱんになった。そんなに有名店ではなさそうだけど、味は絶品だった。
そんなこんなでライブ会場へ。劇と音楽が交互に上演される初めての体験だった。生歌にも感激…
グッズTシャツもしっかりゲットして、長い1日は終わった。濃密すぎて、2日間くらいの体感だった。
「植物園から秒で逃走」「白い恋人パーク」「雨が降る寒い夜にパフェ屋さんを探し回る🥶」の2日目に続く!
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