「面白がる」という態度が、妄想を上手くする
こんにちは!
今回は、「「面白がる」という態度が、妄想を上手くする」についてお話します。
◆ 面白がる態度が、妄想の量と質を無限にする
妄想アイデアトレーニング「モウトレ」では、参加者が「妄想」を楽しいと感じてもらえるようなプログラムにしています。
モウトレの講師で、妄想力向上トレーナー相内洋輔さんは、こう述べています。
これは経験則から、楽しさや嬉しさが伴っている妄想ほど、いい成果につながると感じているからだと言います。
モウトレでは、ブレストをするにあたり、必ず4つのルールを伝えています。
「ブレスト」とは、ブレインストーミング(brainstorming)の略で、数名の人が集まり、ひとつのテーマに対してアイデアを出し合うことを指します。
4つのルールとは、「①批判厳禁」「②自由奔放」「③質より量」「④便乗歓迎」です。
相内さんは、「最近もうひとつルールを追加したいと思い始めている」と話します。
それがこの記事のタイトルにもなっている「面白がる」という態度です。
モウトレでは、「妄想」からたくさんのアイデアを出し合います。
モウトレで出てくるアイデアを観察してみると、「それ面白いーー!」などの言葉を伝えているメンバーがいるかどうかで、妄想の膨らみ方に差が生じていました。
質量ともに素晴らしいアイデアが生まれていたのは、「面白い!」をたくさん言えるチームでした。
そのチームこそが、妄想上手と言えるでしょう。
「面白い!」の一言が場を動かす理由
相内さんは、「面白がる」という態度で妄想が膨らむ理由には、以下の3つがあると言います。
① 場の心理的安全性が高まる
② 創造意欲が湧き上がる
③ 面白い! と言えば言うほど、本当に面白くなる
1つ目は、場の心理的安全性が高まることです。人は大なり小なり、自分のアイデアがバカにされたら嫌だな、という不安を抱えています。「面白いっ!」という相槌は、こうした不安を消し飛ばしてくれる最高の良薬です。安全なつながりを構築するような態度によって、それぞれの考えを言いやすい空間が形成されるのです。
2つ目は、創造意欲が湧き上がることです。面白いというコメントをもらった人は、その後も積極的に多彩な妄想を発言します。自身の出したアイデアが、他者から価値があると認めてもらうことで、「もっとやってやろう」という気持ちになるのです。
3つ目は、面白い! と言えば言うほど、本当に面白くなるからです。脳科学では、人は自分が使った言葉にふさわしい自分であろうとする性質を持っていることが明らかになっている。つまり、面白いと口に出すことができる人は、アイデアに潜む面白さを発見しやすくなり、本当に面白くなっていくということです。反対に、つまらないと言っていれば、物事のつまらない点がよく見えるようになります。
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以上、今回の話は終わりです。
最後に、「妄想」は積極的に面白がりましょう!
◆ 妄想上手になれるプログラム: 『モウトレ』
モウトレとは?
全ての前提条件や思考の壁を取り払い、自由な発想をする「妄想」を活用したワークショップ型のトレーニングプログラムのこと。「これを発言したら、バカにされるかもしれない」「自分にとって不利益になる発言は避けたい」という意識を取り除き、心理的安全性の高い環境で本質的なアイデア出しを実現します。
心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態です。
アイデアを否定されることがないので、安心してアイデア発想のトレーニングができますよ!
気になる方は、下記までお問い合わせしてください!