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舞台『Spirited Away』を観に行く真夏のロンドン旅【4日目】

昼間は大英博物館で数々のお宝を見学。夜は本場の『レ・ミゼラブル』を観る。


ロンドン滞在4日目。
本日は正午に大英博物館の入場を予約しています。
また、夜はミュージカル『レ・ミゼラブル』を観に行きます。今日も忙しい。

午前中はパディントン駅へ

大英博物館の入場予約時刻まで中途半端に時間があるので、くまのパディントンゆかりのパディントン駅に行ってみることにしました。

実はこれまで、本は読んだことないし、映画も観たことがありませんでした。とはいえ大変著名な作品ですし、どんな内容か前から気になっていたので、英国旅行の機会に読もうと思い立ち、電子書籍を購入して行きの飛行機の中で読んでみたのでした。

読んだ感想としては「めちゃおもしろいやん」でした。
行動原理は常にいたって真面目で真剣なパディントン。しかし、思い込みの激しいところもあって、それがいい具合(?)に組み合わされると周りを巻き込む面白おかしい大騒動に発展というパターンは、次々とエピソードを読みたくなる魅力がありました。
そして「泣けてくる」とも思いました。というのも、自分もパディントンと同じく「真面目✖️真剣✖️思い込み=空回り」の失敗パターンを発動してしまうことがあるからです。読み進めるうちにそのことに気付き、大真面目に行動した結果、はちゃめちゃな事態を招いてしまうパディントンに対し、「自分と重なるわー」と思ったら切なくなったのでした。(一般的な感想ではないと自覚していますが。)今回は1作目を読んだだけでしたが、今後も作品に触れていきたいなと思いました。

ということで完全に急ごしらえのファンではありますが笑、パディントンに会いにパディントン駅に出かけました。

お、パディントンいました
マーマレードサンドイッチを食するパディントンがいるベンチ。
ベンチの下には、おこぼれを狙う奴らもいる。
駅のホームに自転車置き場がある。めちゃ便利では。

駅構内には、パディントンのグッズショップがありました。旅の記念に、パディントンのぬいぐるみとオレンジマーマレードを買いました。

パディントン駅にて記念撮影。左にいるのは我が家の特派員ぐま

大英博物館へ

いったんホテルに帰って買い出した荷物を置いて、大英博物館へ出かけます。ぶらぶら歩いて10〜15分くらいだったでしょうか。
入り口から伸びる入場待ちの列の長さにおののきましたが、時間指定のチケット(入場無料なので整理券と言うのが正確か。)を持っていれば、時間が来ればスムーズに案内してもらえたので、結果的にはそれほど心配することはありませんでした。
しかし逆にいうと予約は必ずした方がよいです。特に早い時間帯の予約枠から埋まっていっていましたので、訪問時間が限られている方は要注意です。私もほんとはもっと早い時間に入場したかったのですが、既に定員に達しており、正午からしか予約できませんでした。

お宝の殿堂・大英博物館

さて、博物館の中ですが、膨大な数のコレクションが展示されているので、見どころを逃さずかつ効率よく回りたい。ということで今回はNHKで放送されていた『究極ガイド 2時間でまわる大英博物館』を参考にさせていただきました。

番組は事前に日本で見て予習しつつ、番組webサイトで公開されているルートマップをiPadにダウンロードし、現地ではそれを見ながら館内を巡りました。このルートマップが大変お役立ちでした。ありがとうNHK。

パルテノン神殿の彫刻
ラムセス2世の胸像
アッシリア 守護獣神像
アステカ トルコ石モザイク
サットン・フーの兜
ウルの牡山羊
ミイラ室
ポートランドの壺

作品それぞれへのコメントは付けきれませんが(手抜き)、見どころを回るだけでもへろへろに疲れました。
でも多くの展示物を見ることができ、満足感に満たされつつ博物館を後にしました。

「プレシアター・メニュー」で腹ごしらえ

ここからは観劇モードに切り替えです。
まずは夕飯を食べに行きます。
この日は「プレシアター・メニュー」というのを食べてみます。劇場周辺のレストランでは、時間帯限定で2コースや3コースのメニューを比較的お得な値段で提供していて、これでお腹を満たしてから劇場に向かうのが、一つのパターンのようです。
ということで、ホテルのすぐ近くのCoteというレストランへ。
プリフィックスの2コースを注文しました。

ローストした赤ピーマンとトマトのスープ
スズキのグリル フレンチビーンズ、チェリートマト、ブラックオリーブとバジルペースト

できればお酒も飲みたかったけど、観劇中眠くなっては困るので炭酸水で我慢。
料理はどちらも美味しかったです。

『レ・ミゼラブル』を観に劇場へ

ミュージカル『レ•ミゼラブル』は1985年に、このロンドンで上演されたのが始まり。以来、40年近くもロングランしている超人気作です。現在はソンドハイム劇場というところで上演されています。こちらも今回泊まったホテルから徒歩圏内なので助かりました。

私が着いた頃には、劇場前にはもうお客さんが集まっていました。

中に入ると、開演前の舞台は日本で観たそれと全く同じようになっていましたが、劇場自体はこじんまりしているように感じました。調べて見ると、定員は1,137人(Wikipedia)だそうで、どおりでこれまでこの作品を観てきた帝国劇場や梅田芸術劇場に比べて小さく感じるわけです。(これらの劇場は約1,900人収容可能)その分舞台は近く感じます。

1階(ストール)の自席付近から2階(ドレスサークル)、3階(グランドサークル)方向を見上げる。
天井の装飾がきれい
自席から下手方向の眺め。座席の値段と相談し、2階(ドレスサークル)の迫り出しが干渉してくるギリギリのところを狙って席を予約しました。
ちなみに2階(ドレスサークル)の後ろから舞台方向を見たところ。3階(グランドサークル)の迫り出しのせいで、舞台上部の視界が遮られる。その代わり値段は安い。にしても天井低過ぎない?
終演後の様子

本番が始まってしまえば、慣れ親しんだ歌の数々。当たり前に英語上演ですが何回も観た作品なので違和感なく楽しめました。(言葉がわかると言っているのではない笑)
ただ、これまで観てきた日本の劇場よりも小規模な劇場だったせいか、迫力の面では日本のほうが上回っていたかなと感じました。同じ作品でも劇場の規模の違いでだいぶ印象が違いました。とはいえ、作品発祥の地で観られたことは、とてもよい思い出になりました。

終演後に見た劇場のライトアップがきれいでした。

今日の活動はこれで終了。ホテルに帰って休みます。

次の日へ続きます。

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