桃太郎電鉄の理不尽さについての話
今日は朝から気圧大爆発、
雨に風に大荒れの一日であった。
どう考えても一歩も外に出たくない
今日というこの日に
主人が注文しておいてくれた
「桃太郎電鉄」が届いたので、
早速遊んでみることにした。
有名にも程があるゲームなので
名前こそ知ってはいたが
プレイは初めてであった。
簡単に言ってしまえば、
日本全国津々浦々
目的地を目指す
双六ゲームである。
しかし誰が早く目的地に着けるかを
争うのではなく、
プレイヤーは社長として
各地で物件を購入、収益を得るなどし、
最終的には総資産で勝敗が決まる。
訳もわからずプレイを始めたが、
なんとか軌道に乗り
順調にこなしていた所、
なんと「スリの銀次」なるキャラクターが
唐突に現れ、
私あややま社長の財産が
全て盗まれてしまうという
理不尽なアクシデントが発生した。
その後ビギナーズラックか、
主人のお膳立てのおかげか
(牛歩カードを使ったら
今日1日口を聞けないなどと
牽制した)、
幸いにも優勝することができたのだが、
到底あってはならない事態に
この時間までずっと
スリの銀次のことが頭から離れず、
こうして文章を書いている次第である。
いてもたってもいられず
スリの銀次について調べてみたが、
ヤフー検索の関連項目が
「スリの銀次 うざい」程度で
留まっていることに驚きを隠せない。
ランダムに発生するイベントかと思いきや
発生条件は存在するようである。
しかし極めて回避は難しいと見える。
こんな不届きなキャラクターが、
1988年にファミコンソフトとして
最初に発売された桃鉄から
皆勤だというから驚愕である。
理不尽の代名詞として
スリの銀次が使われていても
構わないとさえ思う。
彼のせいで逆転負けしたわけでもなく、
それどころか優勝したにも関わらず、
ここまでスリの銀次に対し
怒り狂っている自分に
我ながら多少心配ではあるが、
莫大な総資産などいらないので、
いつか必ずスリの銀次を倒したい。
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