第503回名古屋フィル定期演奏会
今日は名古屋フィル定期演奏会へ愛知県芸術コンサートに行きました。
ブラームスとオネゲルの交響曲という重厚感あふれるプログラムで交響曲第3番同士の組み合わせです。
名古屋フィルの音楽監督は来シーズンで小泉さんから川瀬さんに交代します。小泉さんは今シーズンが名古屋フィルとの集大成になってきます。
28年前に名古屋フィル定期で演奏したオネゲル交響曲第3番、そしてこの2年でブラームス交響曲は第2、第4、第1と名古屋フィル定期で演奏してきて第3番が完結編になります。
⬛️オネゲル交響曲第3番「典礼風」
28年前にこの曲を小泉さんの指揮で聴いていますが、28年ぶりに聴きます。
第2次世界大戦中に作曲しており、戦争への怒り、祈り、平和への願いを音楽にしています。
今の世代にも通じる話になります。
第2楽章の嘆きの歌、心に沁みるものがあります。今日は残念なことがありましたが、このようなことが無い平和な世の中にしていかなければいけないというのを感じます。
第3楽章には平和への願いが込められており、感動的なフィナーレでした。
小泉さん指揮で名古屋フィルで28年ぶりに聴きましたが、28年前の20代のときに聴いたのと今聴くのとは全然感覚が違っており、改めて聴けて良かったです。
そして小泉さんの指揮の重厚感のある音楽はさすがでした。ここ数年の小泉さんの音楽は脂に乗っており、まさに巨匠です。
⬛️ブラームス交響曲第3番
ブラームス交響曲第3番は20歳ぐらいのときから聴いています。
20歳ぐらいのときの感覚だとブラームスの交響曲の中でも第3番に引かれまして第1楽章のかっこよさにはまりました。
ロマンティックで青春という感じもするんですね。
この曲も名古屋フィルで聴くのはオネゲルと同じく28年ぶりです。そのときの指揮は炎のコバケンさんでした。
小泉さん指揮のブラームスはこの2年聴いてきましたが、第3番もすばらしかったです。
ドイツ系のがっちりした音楽は小泉さんの指揮で引き立ちます。
渾身の演奏で、満喫しました。
今日も名古屋フィル定期演奏会すばらしかったです。
来月の名古屋フィルは炎の指揮者コバケンスペシャルがあります。
これがまた楽しみです。