オルカフィルハーモニー管弦楽団第13回演奏会
今日は刈谷アイリス大ホールへ行きました。オルカフィルハーモニー管弦楽団は名古屋市のアマチュアオーケストラです。
刈谷アイリスホールは刈谷駅に隣接していて便利です。名古屋から電車で行くにも便利です。
舞台はクラシック音楽ホールとして設計されたぐらいの大きさです。卓球Tリーグやるには舞台が狭いという感じです。
エルガーのチェロ協奏曲があり、ソリストになんと葵トリオの伊東裕さん。
葵トリオは12月の名古屋フィル定期演奏会でカゼッラの三重協奏曲で共演しましたが、そのときの伊東さんのチェロの音がすばらしかったです。今日は伊東さんのエルガーがメインで聴きに行きました。
⬛️アーノルド/序曲「ピータールー」
アーノルドはイギリスの作曲家で20世紀後半に活躍した現代作曲家です。
名古屋フィルでも来年3月の定期演奏会ではアーノルドの交響曲が取り上げられて今日と同じ大井さんの指揮で行われます。
弦楽と木管楽器が金管楽器と打楽器に制圧される内容で、金管楽器でガンガン攻める曲でした。今日はショスタコーヴィチもあるので、クライマックスでは金管楽器と打楽器が大活躍ですね。
⬛️エルガー/チェロ協奏曲
ソリストの伊東さんのチェロの音色がすばらしかったです。この曲はいきなりチェロの独奏から始まり、この最初が非常に大事でこのメロディーが曲全体に散らばっています。最初のイメージが大事ですが、伊東さんのチェロすばらしかったです。
エルガーのチェロ協奏曲といえば、チェロ協奏曲の中でもドヴォルザークと並ぶ最高傑作で、すばらしい曲ですね。伊東さんのチェロもすばらしかったですが、オーケストラもうまく引き立てています。
アンコールで伊東さんのチェロでカタルーニャ民謡の鳥の歌が演奏されました。平和への願いが詰まった曲で感激しました。
⬛️ショスタコーヴィチ交響曲第12番
今の社会情勢とリアルにつながっていて思うことはたくさん感じる曲だし、ショスタコーヴィチ本人も本心で描いた曲でないと思われるので複雑な感じです。
第1楽章が人々の不安がいっぱいの暗闇の世界で、ショスタコーヴィチ節としての魅力は第1楽章に詰まっています。大井さんの指揮とオルカフィルのオーケストラはその情緒を表現しており、聴きごたえがありました。
最終楽章が勝利への行進がかっこよく鳴り響きました。
音楽としては抑圧から解放という流れでしたが、歴史上はその後の闇と現在の闇があるだけに複雑な感じはありました。
アーノルド、エルガー、ショスタコーヴィチ、どの曲も満喫しました。
ブラボーでした。
刈谷駅といえば、サッカーのFC刈谷サポーターの行きつけのラーメン屋の俺の夢があり、試合後に祝勝会や反省会をやっていますが、今日は久しぶりに行きました。塩チャーハンセットを食べました。ラーメンもおいしいし、チャーハンもお薦めです。
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