名古屋フィル定期演奏会第526回
金曜日は愛知県芸術劇場コンサートホールへ行きました。
仕事の方が忙しくて行けるかどうか微妙でしたが、何とか行くことができました。
小泉さん指揮、名古屋フィル、チャイコフスキーと来たら間違いなくすばらしい演奏になることは予想していましたので、早めに前売り券でチケットを購入していました。
過去の小泉さん指揮の名古屋フィルでのチャイコフスキーはnoteに残っていました。
チャイコフスキーの交響曲で好きな曲といえば第1番、第4番、第5番です。この3曲を小泉さん指揮&名古屋フィルで聴けたのはラッキーです。
◼️モーツァルト/ディヴェルトメント第17番K334
編成が小さいのに驚きました。
管楽器がホルン2本のみで、ホルン+弦楽オーケストラです。28名での演奏です。ちなみにチャイコフスキーが85名での演奏です。
18世紀の宮廷音楽と19世紀後半の大衆音楽の違いを感じるのもこの演奏会の主旨のひとつです。
モーツァルトのディヴェルトメントはK136とK563はCD持っていて昔から聴いていますが、K334は通しで聴くのは初めてになります。
第3楽章のメヌエットは有名で単独楽章で演奏されることがよくあり、何度も耳にしています。
小泉さんが指揮するモーツァルト、すばらしいです。
宮廷音楽の域を超えていました。
第2、第4楽章の2つの緩徐楽章と第3、第5楽章の2つのメヌエットのすばらしさに感動しました。
最終楽章はK563のフィナーレに通じるものがありました。
弦楽オーケストラとホルンという編成でしたが、ホルンが大活躍で持ち味を出していました。
ここでハーフタイムです。
◼️チャイコフスキー交響曲第4番
小泉さんの指揮はこの日も譜面台無し。
つまり暗譜による指揮ですべての楽器の音が頭の中にすべて入っていて指揮します。
第1楽章の入りからすごい音。
小泉さんと名古屋フィルの演奏は想像を遥かに超える演奏でした。
小泉さんも70代半ばになりますが、熱くて重厚なチャイコフスキーを指揮します。
第2楽章の弦楽器に対してオーボエなどの管楽器が悲しげに応答するところが魅力です。
第3楽章は弦楽器のピチカートのスケルツォからピッコロなどの管楽器が活躍するトリオのところがいいですね。
そして全進で突き進むフィナーレ楽章はかっこいいです。かっこよすぎますね。
いつまでも聴いていたいチャイコフスキーでした。
またまたすばらしいチャイコフスキーが聴けて良かったです。
名古屋フィル、セントラル愛知、中部フィル、愛知室内オーケストラと愛知には4つのプロオーケストラがありますが、
サッカーのJリーグの理念と同じように地域に愛されて地域が文化を育むものだと思っているので、またいろいろな公演を聴いていきたいと思います。
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