糖尿病を数字でみてみる。
糖尿病は、生活習慣病のひとつです。
でも、その対策は、
•いかに体重を落とすか
•HbA1cを下げるか
というのが実際のところかと思います。
もしもお薬を使われている方については、
毎月のお薬代は、家計から引き落とされることに、
慣れてしまっていませんか?
今日は、数字で見る糖尿病というテーマでお届けしたいと思います。
1. 患者数の推移
糖尿病が強く疑われる人:約1000万人(2019年国民健康・栄養調査)
糖尿病の可能性を否定できない人:約1000万人
糖尿病による年間死亡者数:約1.4万人(2019年)
合併症リスク:
糖尿病性腎症による新規透析導入患者の割合:約39%(2018年)
糖尿病性網膜症の有病率:約39%(糖尿病患者のうち)
2. 経済的損失(日本のデータ)
糖尿病の医療費:約1.2兆円(2019年度)
糖尿病関連合併症を含めた総医療費:約4兆円以上と推定
一人当たりの年間医療費:糖尿病患者は非糖尿病者の約3倍
間接的な経済損失(生産性低下など):年間約0.5兆円と推定
3. 現在の治療での問題点
糖尿病の認知度:約95%が「知っている」と回答するが、詳細な理解は不十分
治療のアドヒアランス:約30%の患者が治療を中断(3年以内)
血糖コントロール達成率:HbA1c 7.0%未満の達成率は約50%
診断の遅れ:糖尿病患者の約36%が未診断と推定
地域間格差:都市部と地方で専門医へのアクセスに差がある
まとめ
これらの日本のデータは、糖尿病が日本社会にも大きな影響を与えていることを示しています。特に、高齢化社会の進展に伴い、糖尿病患者数や関連医療費の増加が懸念されています。
ただし、私たち医療者としては、やはりいかに患者様ご自身がご自身の問題である。
かつ、自分が解決するキーパーソンだ!
と思ってもらうことがわたしたちの仕事でもあります。
きっと解決できますから、是非とも前向きに取り組んでいってくださいね!
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