見出し画像

読書の記録(65)『積ん読の本』 石井千湖 主婦と生活社

手にしたきっかけ

本好きなら絶対に気になる1冊。表紙、裏表紙の本の山にまず惹かれる。中を見たら著名な作家さんを始め、いろいろな人のリアル本棚が拝見できて、ワクワクが止まらなくなる。

心に残ったところ

この本に出てくるみなさんは本が多い。本が好き、という一般人のレベルを圧倒的に超えている。本に囲まれて暮らしたい!と憧れる生活を実際にしたらこういう感じになるのか…と疑似体験させてくれる。

印象に残ったのは、小川哲さん。たぶん住まれているのは一般的なマンション。部屋に入らないなら、ベランダに置けばいいじゃない、というこの発想!!本はどこに置いてもいい、という自由な感じが素敵だし、そこまでする!というぶっ飛んでる感じもあって、興味深く読んだ。

『翻訳できない世界のことば』 エン・フランシス・サンダース  
前田まゆみ 約創元社 

この本を読んで、積ん読『TSUNNDOKU』が他の国の言葉に翻訳できないことばであると知った。買ったけれど読んでいない本があるというのが、当たり前にあるということは、本を買えるだけの余裕や本を買いたいという気持ちが、昔からあるんだなあと思う。

まとめ

図書館も、書店も、積ん読の家も、なんであれだけ本がたくさんあるのに、整然として見えるんだろう。色もフォントも様々なのに。電車内の広告や、看板の多い都会に出ると情報があふれていて騒々しいと感じるのに。

ある程度大きさのある本でも立てて並べると背表紙がコンパクトだから?
本の大きさに違いはあれども四角という形に揃っているから?
不思議。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集