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読書の記録(70)『プンスカジャム』 くどうれいん 作  くりはらたかし 絵  福音館書店

手にしたきっかけ

低学年向けのおすすめの本として他校の司書さんから教えてもらった。表紙の男の子のプンスカ顔と、裏表紙のうっとりした幸せそうな表情の対比がいいなあと思った。

心に残ったところ

あぐりさんとジャム作りを始めると、ぼくのおへそからモクモクと煙が出てきて、ジャムの材料になるという設定がまず楽しい!

見開きに2ページに必ず絵があるので、絵本から物語へと移行する子どもたちにぴったり。絵がプックリとしたタッチでかわいい。プンスカ怒っているぼくの表情も愛らしい。64ページなので、ちょうど絵本の2倍のボリューム。字も大きく絵も多いので、すいすい読める。

絵もとっても魅力的。今どきな感じもするけれどちょっと懐かしい感じもする。よく見てみると僕は坊主頭だし服装も昭和感を感じる服装。絵の雰囲気が違うからイマドキな感じがするけれど、カツオ君みたい!

友達とすれ違ってしまう理由も、小学生あるある。互いに、来ないなあ、すっぽかされたのかなあ、と不安になったりイライラしながら待つのも共感できると思った。

まとめ

図書の時間に全部を読み聞かせると長いけれど、初めの部分だけ読み聞かせて続きは自分で…という紹介の仕方も良さそうだと思った。

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