フルリモートだからこそ、カルチャー醸成、ナレッジシェアが進むのだ
フルリモートの働き方において、難しいと感じることは皆さんありますか?
コロナ禍において、リモートで働く機会があった方も少なくないと思います。一時的にとった体制だからこそ難しいと感じる部分もあったのではないでしょうか。
また、一般的にフルリモートの環境では、チームメンバー同士が直接会ってコミュニケーションを取ることができないため、カルチャー醸成、ナレッジシェアが難しいとされています。
本当にそうなのでしょうか。
今日は、フルリモートこそカルチャー醸成、ナレッジシェアを加速させ、組織を強固にするということを書いてみたいと思います。
難しいと言われる理由
フルリモートでカルチャー醸成やナレッジシェアが難しいと言われる理由を挙げると以下のようなものがあります。
・ チームメンバー同士が直接会ってコミュニケーションを取ることができないため、コミュニケーションの質が低下する。
・リモートワークのため、チームメンバーが孤立する。
・チームメンバーが別の場所にいるため、交流の機会が少ない。
・カルチャー醸成ができないため、新しいメンバーの受け入れが難しい。
・ コミュニケーションが遅延するため、意思決定に時間がかかる。
・チームメンバーがスキルや知識を共有しないため、成長の機会が減少する。
・雑談がなく、新しい発想が生まれにくい
・リモート環境では、業務に集中しやすい分、チームの情報共有ができなくなりがち。
・モチベーションが保ちづらい
・チームメンバー同士の関係性が深まらないため、コミュニケーションの壁ができる。
・チームメンバーが自分の業務に集中しすぎて、全体像が見えなくなることがある。
これはあるあるですね。よく分かります。
とはいっても、オフィスにいたからといって、この問題がないかというとそうではないです。程度の問題です。また、そういった状況を問題と捉えるかチャンスと捉えるかによって大きく変わります。
私の主張としては、実際にはフルリモートでもカルチャー醸成、ナレッジシェアはできます。むしろ、フルリモートだからこそできるカルチャー醸成、ナレッジシェアがあります。
根っこは一つ
先ほどあげたあるあるの内容を大きく分けると4つに集約されると考えています。
「カルチャー醸成」
「育成・オンボーディング・ナレッジシェア」
「モチベーション」
「偶発的な発想」
その根っこにあるのは、「コミュニケーション」です。このコミュニケーションをいかにデザインするかで、マイナスにもプラスにも働きます。
コミュニケーションをデザインする
プラスにするためのコミュニケーションデザインについてできる取り組みを具体的にお話しします。一つでも取り入れることができるヒントになれたら嬉しいです。
1、動画、文字、声で残す 「ドキュメント」文化を取り入れる
フルリモート環境でもビデオ会議を活用することで、顔を見ながらコミュニケーションを取ることができます。定期的にオンライン会議を設け、メンバー同士が顔を合わせる時間を作ることが大切です。
声だけのコミュニケーションでも信頼関係の構築は可能です。オンライン会議や声を声で残す、動画で残すことで、新人も過去のコミュニケーションに参加でき、馴染みやすくなります。
顧客とのコミュニケーションにおいては、オンライン会議はもちろん電話や解析ツールを利用することで、ナレッジ共有が飛躍的に促進されます。以前は訪問をしていたので、商談のブラックボックスになっていました。誰が何を話しているのかよくわからない。
モチベーションという観点であれば、電話件数や商談数等も可視化されているので、高め合えます。
Slack上でバリュースタンプを押すことで、バリューを常に目にすることになります。
Slack上でコミュニケーションすることで、個別でのやり取りも可視化され、ナレッジ共有ができます。ワークスペースツールについては、社内Wikiやドキュメント管理ツールを活用することで、情報を整理し、必要な情報をすぐに取り出すことができます。
ドキュメント文化で、カルチャー醸成、ナレッジシェア、モチベーションに貢献できます。
2、少人数、大人数での会話の場、コミュニケーションの場をセッティングする
フルリモート環境でも、オンラインでのイベントを開催することで、チームメンバー同士が交流する機会を作ることができます。ランチ会や1on1などを開催することができます。
大人数が集まるオンライン会議をセッティングし、方針やバリューを週1回以上話す機会を作る。社内報や新人紹介動画、チームラーニングなど、互いのメンバーを知る機会を作る。前提となるのは、コミュニケーション・情報の不透明をなるべくなくし、オープンにすることです。
情報・コミュニケーションがオープンになることで、偶発的なアイデアや意見が生まれやすくなります。
教えて下さい。
この方法以外にも、フルリモート環境でのカルチャー醸成の方法があれば、ぜひ教えてください。また、ツールの活用に関するアドバイスや注意点があれば、コメント欄に投稿してください!
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