学生起業家は部下からマネージメントを学びなさい!第一話
会社勤め経験なく起業する最大の罠
それは「マネージメントをされたことがない」です。
マネージメントとかコミュニケーションのような人間系のスキルは書籍を読んでも身につきません。それどころか生兵法という言葉があるように理論を間違って解釈してヤバいことになることも多いです。
中途採用した中間管理職の部下からマネージメントの大半を学びました。
今回は元バンドマンやバーマスターのマスターからWebディレクターに転生して弊社ではキャリア系のサブスク事業やコラボタイアップ業を担当していた元気なM部長から学んだエピソードです。
ビフォアやまもん
部下からメールで「体調が悪い」という連絡が来たら皆さんはどうしていますか?
当時のやまもんは折り返しがんがん電話をかけて
「なぜこれないのか?」
「午後からこれないのか?」
「もし休みを取るなら有給を取るのか取らないのか?」
「なぜ有給を取らないのか?」
電話に出ないとお家まで訪問していました。
やばないですか?w
キレッキレだけど寄り添う一面もあるM部長との出会い
中途採用したM部長さんは、元バンドマンで関西でバーのマスターを務めていた経歴の持ち主です。
僕と同じ年だったのですが元気が良くてキレッキレなタイプでした。納得しないことは絶対に許せないタイプの方で入社したてのころは経営会議がだいたい喧嘩になっていましたw
Mさんから学んだことは・・・
例えば部下が体調が悪いとかミスをしたとか結果を出せないといった、会社やマネージャーにとっては都合が悪いことが起きた時に、上司はツめるのではなく部下の気持ちにまずいったんは寄り添うということです。
経営会議ではキレッキレなMさんですが、部下の体調が悪いと連絡をしてきたときは「体調大丈夫ですか?何か必要なことがあったら教えてね。今日はゆっくり休んでください」と寄り添うコミュニケーションをしていました。
寄り添う言葉にどう思いましたか?
寄り添うコミュニケーションがどういう影響を及ぼすかを体感したことがないとこんな風に思いがちです。
「体調管理もできないダメな社員を甘やかすことにつながらないか?」
「仕事に影響をでるのだから本人にきちんと責任を取らせるべきではないか?」
とくに仕事に責任感が強いマネージャーほどこう言いがちです。
でも人間ですから体調が悪い時も心が弱っている時もあるわけです。
そういう時にきちんと寄り添うことが大事です。そして各個人が人生で起きる凸凹をサポートしあうことがそもそも組織の役割なわけです。
マネージャーは部下が成果をきちんと出すように厳しくマネージメントすべきです。しかしながら敵ではなくあくまでも同じチームの味方です。
本人ではコントロールしきれない不幸や不遇が起きた際は、まずは味方として部下の感情に寄り添いう気遣うことが大事です。
「上司は味方だ!」という絶対的な安心感を勝ち得てこそ、日々成果に対して厳しく望むことができます。
すべての責任が個人に負わされて、どんな不慮のイベントも個人が一人で責任を負わなくてはいけない。そんな組織なら社員は雇用されないでフリーランスでいいわけです。
組織とは働く個人を縛るものではありません。
コントロールしようがない人生や仕事での幸不幸の波をみんなでカバーしあうためのものです。
ということでこんなスタイルのワイと一緒に働きたいエンジニアさんやデザイナーさんやディレクターさんは弊社にお声をおかけください。
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