不登校次男の備忘録【終】
まずは不登校次男の備忘録を購入していただいた方にお詫び申し上げます。note退会の準備のときにマガジンを丸ごと削除してしまい、この記事を追加することができませんでした。よく考えずに行動してしまい申し訳ありませんでした。
削除したマガジン内の記事もすでに削除済みです。
購入された記事を再度読みたい場合は、購入履歴・ライブラリ・メール等で確認できるようですのでお手数おかけしますがそちらから確認お願いします。
不登校次男の備忘録では、次男がどう成長していくかを中学3年生くらいまでお届けしようかと考えていました。しかし、度重なる炎上に心のザワザワが増えてしまいnoteで書いていくことが辛くなってしまいました。5月末を持ってnoteの更新を終了します。
よってこの記事が最後の「不登校次男の備忘録」となります。
4月 リハビリ登校スタート
登校の練習すると言いながらずっと引き延ばしてたため、区切りの良い4月からスタートしました。
初日は次男は起きれず学校に行けませんでした。スタートから出鼻をくじかれる思いでしたが、翌日からどうにか登校始まりました。
朝起きれない状態でも無理やり起きて行けば昼夜逆転が治るかなと淡い期待をしていました。1人で起きれないことは分かっていたので私が起すことになりました。
しかし、朝起こす作業が次男が登校渋りしていた時の記憶や気持ちがフラッシュバックのように出てきてとても辛くしんどい気持ちにさせられました。次男自身は「お母さんに手伝って貰えてラッキー」という甘えもあるようで全然自発的に起きてくれません。
目標は週3日の登校で1時間ほど滞在予定でした。更に内科検診や身体測定などを全部受けておきたかったので多い時は週4日行くときもありました。
3週目に入って私たちは疲労困憊になっていました。
2年ぶりに連続して学校行くこと、昼夜逆転を無理やり直そうとしているせいでが寝不足気味ゆえイライラが募っていく次男。特に学校に行った日はどうしても過眠傾向が悪化し、通常12時間程度の睡眠が15~6時間になってしまう状態でした。
私もそんな次男を無理やり起こすことに嫌気がさしてきました。毎回毎回メンタルに刺さる態度をとられます。そこまでして学校に行くべきなのか…。これでは意味が無いのでは…と投げ出したくなっていました。
そんな状態の時に、廊下で1人で居るときに知らない先生に急に話しかけられてしまい「学校怖い!!無理!!」「学校もういけないかも。俺には無理かも」とネガティブになり、少しずつ自信をつけて進んでいたことが全部崩れてしまった事件がありました。
それでも、本人は自分の気持ちをコーピングして1日で気持ちを切り替え「俺の考えすぎかもしれないからまた頑張って行ってみる」と再開したところで緊急事態宣言になり、そのままGWに入りました。
5月 睡眠サイクルの安定・登校リハビリ再開
GW中は貪るように寝ていた次男はあっという間に昼夜逆転しました。そのためGWが明けても学校に行ける状態ではなくなりました。
本人曰く
「おれ、眠いとイライラマックスだからちょっと睡眠サイクル直すわ」
と、試行錯誤が始まりました。
その頃は睡眠サイクルはこんな感じです。
20時起床 ー 8時就寝
それを少しずつずらしていく作戦のようでした。
22時起床 - 10時就寝
1日1日少しずつ睡眠サイクルが動いていっていることが見てちゃんと分かりました。
寝る前にルーティン作業もぐちゃぐちゃになっていたので
・お風呂に入る
・歯を磨く
・本を読む
・スマホを見ない
・瞑想する
などを本人が再度決めて行動していました。
この頃から癖になっていた爪噛みも減り、おそらく数年ぶりに爪切りで爪を切っていました。次男自身相当嬉しかったようでみんなに爪を見せびらかしていました。
そして、10日もかからず睡眠サイクルを戻せたのです!
7時 ー 20時
ただ、学校行くと睡眠量が増えるのでまたあっという間に戻る可能性もあります。そこは一進一退だと思っているのでゆるゆる対応していこうと考えています。
先週金曜(5月21日)から登校再開し、今週は実験的に出席だけ(5分程度)毎日することになっています。無理そうであれば週2回に減らす予定です。
次男は失敗が苦手なので失敗することを前提に何度も繰り返しやるということが大事なようが気がしています。大きな失敗をすると怖くて二度とやらないとなってしまわないように、リカバリーできるくらいの失敗、先の見通しがたつ失敗などを挑戦する前に本人に提示し了承を得てから行っています。
学校に1人で行けるようになるのはまだまだ先だと感じています。もしかしたら中学生の間では1人で行けるようにはならないかもしれません。「できたらいいな」「できなくてもいいな」くらいのスタンスで大きな期待をせず本人のペースで見守っていきます。
勉強については別ルートを模索中
本当は学校で勉強できるといいのですが、学校という環境にいるだけで精一杯なので勉強については別ルートを考えています。
次男が「学校が怖い」と思い始めた小4あたりからまともに勉強ができていませんでした。勉強とトラウマが結びついているようで自宅学習に取り組むことができずにいたのですが、ここ最近「暇だし勉強したいなぁ」と私にアピールしてきます。教科書を渡したり、問題集を購入して渡してみても、1人では勉強できないようです。勉強を長い間してこない子が自主学習できるはずも無く、学校に通えている長男ですら1人で勉強できなかったので勉強の仕方を覚えるまでは付き合わないといけなさそうですよねぇ。
そうするとADHDの私がガッツリと対応することになります。私にできるのかと尻込みしているところです…。できればプロに任せたいです。
長男の受験は短期決戦だったから飽きっぽい私でもゴールすることができました。しかし、次男の場合はいつ終わるかわからないゴールが見えないです。そんなものをスタートさせてしまっていいのかという不安が私にブレーキをかけていました。
素直な長男と違って次男はプライドが高く「自分はできる」と思い込んでいるし、失敗が苦手だからミスすることへの恐怖も大きいので、長男以上に対応に苦戦しそうな予感がしています…。
そこで、ホームスクールをされている方たちはどうされているのだろうかと調べていた時に見つけたのが無学年式オンライン学習「すらら」です。
「すらら」は日本eラーニング大賞 文部科学大臣賞を受賞しています。
「すらら」での在宅学習は
学校の出席扱いが可能な場合もあるようです。
私がすらら良さそうだなと思ったのは”無学年式”です。
その子の能力に合わせた進め方をするようなので学年に囚われず小学校から高校までを学べるという訳です。色々取りこぼしている次男にはすごく良さそう。
資料請求し体験版を使ってみました。どうにか次男が使えそうな感じです。ルーティンになるまではちゃんとできるように見張ったり準備を手伝ったり宿題を出したりすることが必要そうではあります。5月中に入会したら入学金無料なので今月中に入会予定です。
色々と尻込みしている私ですが、腹を括って6月からホームスクーリングを導入します。毎日時間割を決めてこなしていきます。学校で出来なかったことを家でやり高校受験までにどうにか穴埋めをしていきたいです。
長男の高校生活をみて高校生活にあこがれている次男が居ます。その希望をかなえてあげられるようお手伝い頑張っていきます。
次男の高校はどうしようか悩んでいましたが、先日の通級の面談でチャレンジスクールという都立高校を勧められ調べ見たところとても良さそうなので、そこを目標に定めます。
小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高校を中途退学した者等を主に受け入れる総合学科・三部制(午前部・午後部・夜間部)の高校で、他部履修により3年での卒業も可能とする。
(東京都教育委員会:これまで設置してきた多様なタイプの学校参照)
最後に
この不登校次男の備忘録は、同じように不登校に悩んでいる親に向けて参考になればと思って書いてきました。この記事以外は有料記事でしたので削除済みですが、この記事だけでも参考になると思いますので残しておきます。
不登校に悩む親子がお互いにとって良い道に進めるための参考になれたら幸いです。
今までありがとうございました。