DMG MORIの伊賀工場で、省力化・自動化について
先週、DMG MORIの伊賀工場へ行ってきたので、メモ。
全体としては、自動化まわりの機能や使い勝手の向上が進んでいると感じた。また以下のツイートにも書いたけど、キーワードを聞いていても、目新しさは感じないので、徐々に当たり前の言葉になってきているのかなと思う。その意味でも、自社での実践もしっかり考えていかないと。
セミナー:人からロボットへ
・人からロボットへのシフトの流れは必須。人口減少による労働力確保の意味でも。そして、人は付加価値創出の取り組みを。
・ロボット周りの機能のユニット化による導入しやすさの向上、ロボットを動かすプログラムを容易に、などロボット化を促進する取り組みが進んでいる。
・それに伴い、工具交換、段取り、切りくずやクーラントについても改善が進んでいる。
・AGVというロボット+搬送を組み合わせたものもあった。自動運転などで使用されるような目や5G通信など、徐々に高度化してきている印象。
・TULIPというアプリで、組立手順づくりとライトやセンサーで次手順を分かりやすくし、早期習熟の取り組みもあった。量産の組立によい。
工場見学:自動化と周辺設備が発展
・AGVは動きがゆっくりで、耐荷重もそこまでないので、まだまだこれから。5Gだとかなり高速に処理できるようになるみたい。
・機械内部にカメラがあり、切屑をカメラで検知し、除去するのは便利そうだった。
・自動化はパレットチェンジャー、ストッカー、ロボットなどあった。選択肢から用途にあったものを選ぶ、ことが大事なんだろうなと感じた。
・TULIPのデモもあった。やってないけど。
振り返って:新しいものづくりへの転換は必然
効率化による海外との価格競争、人材確保や付加価値業務へのシフトを考えると、5軸や複合加工機による工程集約・ロボットによる搬送や夜間運転・それを支えるIoTやCAD/CAMなどのIT などを活用した ものづくり はもはや必然だと感じた。
製品が小さいものほど、転換が早く、製品が大きいほど、置き換えが難しいため、転換が遅い(あるいは転換の方法が限られる)と思う。当社もやや製品が大きいため、これから転換をしていかなければいけない。苦労も経験と捉えて、できるだけ早くいろんなトライを進めたい。それに向けて、全体構想や計画もつくっていこう。