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Love ラヴの翻訳

 日本人には難しい Love の意味についてです。


今でこそ Love を「愛」と訳しますが…

love の話https://web.archive.org/web/20210619070837/http://amigo.hum.fukuoka-u.ac.jp/koga/index.php?blog/2009_02_07

実は当初は「愛」ではありませんでした

英語の「Love」やフランス語の「amour」の訳語として
「恋愛」という造語ができたという。
「恋愛」という文字が日本で最古に見られるのは1847年にあった
メドハーストによる「英華辞典」であるという。

https://sokuin.shiga-saku.net/e1193422.html

いくつかの例。
1明治一九(一八八六)年、日本最初の近代小説とされる坪内逍遙の『当世書生気質』:「一旦愛した位なら、飽くまでラブ するがいゝぢゃないか」
2 日本初の文明史的歴史書として名高い『日本開化小史』の田口卯吉(鼎軒)の明治一九(一八八六)年の著作『日 本之意匠及情交』:「男女真性の愛は全く平等なるものなり」
3 のちに恋愛至上主義の頂点として新しい世代に衝撃を与えた北村透谷でさえも、明治二〇(一八八七)年の手記では まだ「恋愛」とは言わず、「最も恐るべきラブの餓鬼道」というもの凄い言葉で自らの苦悶を表していた(「《北村門太郎の》一 生中最も惨凄たる一週間」)

恋愛結婚は何をもたらしたか (ちくま新書)
https://web.archive.org/web/20210904014414/http://www.meijigakuin.ac.jp/~katos/2007B05.pdf

 

日本語の「恋愛」

日本語で「恋愛」という表現は、1847-48年のメドハーストによる『英華辞典』にみられるのが最古であるが、loveの訳語としてではなく、今日の「恋愛」の意味として辞書に登場したのは明治20年(1887年)の『仏和辞林』でamourの訳語として「恋愛」の語が当てられたのが最初とされる[25]。ただし定着は遅れ、北村門太郎(後の北村透谷)も明治20年では「ラブ」と片仮名表記している[26]。それ以前は、現代人が一般に「恋愛」と呼ぶものについては、「色」、「情」、「恋」、「愛」などと呼ばれた[25]

ウイキペディア恋愛
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E6%84%9B

詳しくは以下書籍にあります。

日本史における「愛」の変遷

日本史における「愛」は Love としっくりと合わなかったのです。

I Love you

 当然 アイラヴユー について翻訳が問題となります。

翻訳について

 「愛してる」とは訳せないとの指摘が出ます。

 伝説も生まれます

「I love you」「Me too」は間違い

love 「ラブ」と like 「ライク」の違い

 日本人にはわかりにくいですね。

関連

https://www.science.org/doi/10.1126/science.aaw8160


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