言霊の根拠として古今和歌集仮名序の うたは「あめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ」が引用されています。それについてくわしくみてみましょう。
鬼神とは何か
中国では鬼とは亡くなった死者のことです。では「鬼神」とは何でしょうね。目に見えないのだそうです。墨家では重視されたそうです。
天地鬼神に感応するのは漢詩の韻
天地鬼神に感応するのは漢詩の韻だそうです。
天地鬼神は詩集の序の慣用句となっていた
漢詩についての詩集の序に天地鬼神について以下のように慣用句的に記述されていました。
日本の古今和歌集についても例外ではありませんでした。
資料
詩經の毛詩序
古今和歌集真名序
古今和歌集仮名序
言霊ってどうなの?
4500首掲載された『萬葉集』において言霊に触れた歌はわずか3首です。
言霊は天地鬼神にふれた古今和歌集の仮名序が根拠にされていますが、たんなる慣用句的なものであるのならば、言霊ってどうなのでしょうか?疑問に思います。