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英語学習をもっと楽しく!洋楽で口語スキルを磨きませんか?(38)

今年も早いものであと2か月とちょっと。
振り返るに、今年は六星占術(正直あまり占いは信じていないのですが....)によると”達成”という最高の年で、夢がすべて叶うと。なので、いいことだけを信じてました。

According to some astrology (Honestly spekaing, I usually don't believe in it, but ....), this year is the best year for me as, what they call, "achievement" and all my dreams will come true.  With that being said, I only believed in good things.

そしたら、今年の前半に40年越しの長年の夢が叶いました。そこそこ当たりましたね。

In the first half of this year, my long-held dream of over 40 years certainly came true.  The astrology was somewhat accurate.

冒頭から変な話ですいません。では今日は、また洋楽に戻りましょう。よくある惚れた腫れたの男女の「恋愛もの」ではなく、「友情もの」をピックアップ。ぴったりなのが、

         キャロル・キングさん

です。キングさんは、1970年代のシンガーソングライター・ブームの代表的な女性ミュージシャンで、彼女の多くの曲がスタンダート曲として今も世界中の多くのアーティストに歌われています。

そんな中でも彼女の代表曲で、邦題が「君のともだち」を意味する以下を取り上げます。

             You’ve Got a Friend

キャロル・キングさんの影響を受けた日本人ミュージシャンも多く、「たっつあん」こと山下達郎さんもその一人。以前何かのインタビュー記事でそう答えていました。それではどうぞ。

では、歌詞の解説といきましょうか。意味もストレートなのでママで理解できるかと。

When you're down and troubled

人間落ち込むと猫背で下向きに自然となりますよね。そんなことからdownには「(気持ちが)沈んで、落ち込んで」という意味があります。troubledは形容詞で「悩んでいる、困っている」。

● Soon you'll hear me knocking at your door

「すぐに私がドアをノックする音が聞こえるわ」ってことですが、knock at the doorに注目です。knock the doorとは言ってません。前置詞atが入ることで、ドアのある一部分をめがけて手首を使ってコンコンとたたく動作が想起されます。

atがないとドアそのものに力を加えて「バーンと叩き壊す」という意味になってしまいます。前置詞があることで、動詞knockのエネルギーがドアに直接かからず、間接的になるからです。なお通常は「ドアをコンコンとたたく」は、knock on the doorと接触のonを使います。

You've got a friend 

これはYou have got a friend.のことで「have+過去分詞」の現在完了形になっている点に注目。完了・結果のニュアンスが含まれています。つまり「君にはもう(僕のような)友達がいるじゃない」だから「安心しなよ」という含みが感じられますね。ここはYou've got me.と言ってもいいです。

一方、You have a friend.だと現在時制なので単に「君には、今も昔もそしてこれからも友達がいる」という単に客観的な事実を述べている感じとでも言いましょうか。やはり違いが感じられるのです。はい。

ところで、have gotが出てきたので、これと関連したことをお話しします。次の違いわかりますか?

            have to  vs  have got to

学校ではどちらも「~しなければならない」と習います。そしてhave to = have got toのように同じ意味だと。でもね、実際はやはり形が違えばニュアンスは違うんです。

have toは、have{to +動詞の原形}つまり「これから~することを今持っている」ということ。一方、have got toは、have got{to +動詞の原形}つまり「これから~することを持ってしまっている」→「~する状態になってしまった、なっちゃったよ」という「完了・結果」を表します。ここも「have+過去分詞」の現在完了形の形になっているので、そのニュアンスが含まれるわけです。

例を使って説明すると、

I have to go. 「これから行かないといけないんだ」

ある程度前から決めていた、あるいは少なくともそうする理由があって、行かなきゃ。

I’ve got to go.「行くことになっちゃったから、じゃ行くね」

予定していなかったが、急にそうなった、だから今行かないといけない、というニュアンスや意志の強さがhave toよりも前面に出る。「なっちゃった感」がポイント。そして、この言い回しは、日常の会話ではつぎのように変化します。①から下へ行くほどくだけてきて発音も変わってきます。③④は親しい人に使いましょう。

I have got to go.
     ↓
I’ve got to go. 「アイヴガットゥゴー」
     ↓
I’ve gotta go. 「アイヴガラゴー」
     ↓
I gotta go. 「アイガラゴー」

では、have to と have got toの微妙な違いがわかってきたら、次の2つはどうでしょう?

   I have to work tomorrow.  vs  I’ve got to work tomorrow.

もう、ニュアンスの違いOKですね。どちらも「明日仕事しなければならない」ですが、前者は諸々の事情から事前に決まっていて、そういうことになってる、後者は、何らかの理由でそういう風になっちゃったという感じが伝わってきます。

さて、キャロル・キングさんの曲から、ちょっと脱線しましたが、キャロルさんの経歴をいろいろ調べていたら、本名はキャロル・クライン(Carol Joan Klein)さんなんですね。典型的なユダヤ名ですね。見た感じから前からそうかなっと思ってましたが。

ビリー・ジョエルさん、ケニー・Gさん、マイケル・ボルトンさん、など過去の記事でとりあげたアーティストも実はそうなんです。エンターテインメントの世界で活躍している人は多いんですね。

ちょっぴり親近感が沸きます。というのも、私、アメリカ留学時代、ユダヤ系のクラスメートにどういうわけか「君はJapanese-Jewだね」と言われたことがあるんです。なんでなんでしょ。そう言えば、思い返すに不思議とユダヤ系に興味と縁があったんですよね。

      I've got no clue as to why I was called like that.


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