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英語学習をもっと楽しく!洋楽で口語スキルを磨きませんか?(32)

今日は80年代から90年代にかけてのヒットメーカーである

                              フィル・コリンズさん

を取り上げます。

シングルとアルバムの総売り上げは1億5000万枚にも上ります。5歳の時から子役として活躍していたんですね。そしてバンドであるジェネシスにドラマーとして加入。その後の活躍はご存じの通り。

今日は彼の数あるヒット曲の中から  

                                  Against all odds.


をピックアップ。サビの部分のある表現を解説します。

So take a look at me now, oh there's just an empty space
And there's nothing left here to remind me
Just the memory of your face

【訳例】
だから今、僕を見て、ああ、心にぽっかりと穴があいている
そしてここには、思い出は何も残っていない
あるのは君の顔の記憶だけさ

「Against all odds」by Phil Collins

● lookとtake a lookの違いって?

lookとtake a lookはどちらも「見る」という意味ですが、形が違えば意味、ニュアンス違いがあります。

前者は「視線を向ける、見る」という一般的な動作を表すだけですが、後者はa lookと名詞化しているので「ちょっと~してみる」のような「時間的に短くまとまった始めと終わりがある動き」という感覚があります。

会話では、take a look のように一語より三語の方が英語の持つリズムになじみやすいこともあるし、take a quick look「ちょっとだけ見て」のように形容詞を入れて、さらに細かな描写ができるということもあり、日常会話では好んで使われます。

have a lookという言い方もします。takeがアメリカでhaveがイギリスに多いという説明もありますが、これはコーパスなどのデータでよく見て見ないと何とも言えません。フィル・コリンズはイギリス人ですし。



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