日常を彩る!英語のなにげない言い回し
先般、久しぶりにアメリカ人英語ネィティヴと腰を落ち着けてあれこれ話す機会があって、自分の使う英語がbig wordばかりだったという記事を書きました。
で、その時もう1つ気づいたのが、何気ない生活に密着したフレーズが口をついて出てこないということでした。
例えば、”緊張して膝がガクガクだったよ”とか、
“ぞっとしてめちゃくちゃ背筋が凍ったよ” などなど。
やはり日本のようなEFL(English as a Foreign Language)の環境にいると、意識して、日々の生活で英語を口に出してないと、維持することは並み大抵のことじゃないと改めて実感。
また、普段仕事柄堅い英語に接しているため、話し言葉で使う柔らかい語彙、言い回しに疎くなります。前の記事にも書きましたが、両者のバランスの取り方も工夫が必要かと。
健康維持の話題では、“背中のツボを刺激する”なんてフレーズも出てきましたし、“ふくらはぎがむくんでパンパン”なんてのも。こういうのは、カジュアルなsmall talkにうってつけですね。
さて、上記のフレーズですが、
My knees trembled from the strain.
A shiver ran up my spine.
I massage the pressure points on my back.
My calves are all swollen.
こんな感じです。
こういう何気ないちょっとしたフレーズは、普段日本語に囲まれていても、日々英語mindを持って、疑問に思ったら調べる、口に出す、ということをしないと駄目ですね。なんか初心に帰った感じです。
そう言えば、昨日、自民党総裁候補に関する番組を見ていたら
「釈迦に説法」
という言いまわしが出てきました。その道のことを知り尽くしている人に、敢えてそれを教えようとすることのたとえです。
英語でこれに相当する表現があります。
Preaching to the choir
preach: 説教する
choir: 聖歌隊 (/kwáiər/「クワイアァ」)
このフレーズは「すでにキリスト教を理解して賛美歌や聖歌を歌う聖歌隊に、わざわざ聖書の教えを説くことは無意味」から来た表現です。
で、その時ふと思ったのですが、こんな正式な英語文化に根差した言い方をしなくても、今なら、
It's like teaching Shohei Ohtani how to hit a home run.
(大谷翔平にホームランの打ち方を教えるようなものだ)
で十分いけるのではないかと。いかがでしょう。柔らかい英語ということで。もちろんメジャーリーグに詳しい人に使えるフレーズですが。
話し言葉と書き言葉の違いにちょうど思いを巡らせていた時でしたので、タイミングよく思いついた次第です。はい。