津軽の旅 津軽鉄道に乗り五所川原から金木へ
津軽の旅3日目の5月13日(月)、太宰治ゆかりの地である金木を訪れた時の写真です。この日だけは宿泊先にレンタカーを置き、五所川原から津軽鉄道を利用しています。
※写真は前々回投稿の津軽路に載せたものを何枚か再掲載しています。
3泊4日の滞在中に一度は津軽鉄道に乗りたいと考えており、沿線の中でも見どころの多い金木まで出かけて来ました。
始発駅の津軽五所川原駅で購入した切符は、いつ以来か思い出せない懐かしの硬券でした。こじんまりとしつつも温かみを感じる駅舎や、可愛らしい車両、車内に設置された小さな本棚など、どれも旅気分を盛り上げてくれますね。30分ほどの乗車時間で金木駅へ到着です。
金木での主な目的地は、太宰治記念館「斜陽館」、太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」、津軽三味線会館、芦野公園などです。まずは街を散策させて頂くことのご挨拶に金木八幡宮へ参拝しました。
上記の目的地の中で、芦野公園だけは少し離れた場所にありますが、金木八幡宮をはじめ斜陽館や津軽三味線会館などは、互いに徒歩数分内にあり効率よく散策を楽しめます。
特に楽しみにしていたのは太宰治記念館「斜陽館」です。明治四十年落成という国指定重要文化財の建造物で、太宰治の生家であり、戦後の昭和25年から平成8年までは旅館「斜陽館」として営業していました。
洋風の家具や照明や窓が目を引く洋間、襖に描かれた絵や文字が印象的な和室、光射し込む洋風階段、美しい庭園など見応えがありました。太宰治のファンの方はもちろん、そうでない方でもこの建造物は見る価値があると思いました。ここから徒歩数分の場所にある太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」も素敵な建物でしたよ。
せっかく津軽に来たので津軽三味線会館にも立ち寄りました。館内には津軽三味線の歴史などがわかる展示室と、演奏が行われる多目的ホールがあります。津軽三味線の生演奏を聴くのは、4月上旬の子安神社夜間参拝以来でした。
この日は雨の月曜日ということもあり、観客は僕も含めて二人のみ。ちょっと寂しいけれど、演奏を間近で聴くことができ、奏者さんとの会話も楽しめましたよ。演奏中の写真撮影はOKですが、動画撮影と録音はNGです。
金木の街を散策した後は芦野公園へ向かいました。斜陽館周辺からは徒歩20分くらいだったように思います。芦野公園では小さな動物園、芦野湖や太宰治銅像を見たり、芦野公園駅で写真撮影しながら過ごしました。
その後、旧駅舎になると思うのですが、赤い屋根の喫茶店「駅舎」でカレーとコーヒーを頂きながらゆったりと過ごし、五所川原へと戻りました。
今回は行き先と交通事情を考えてレンタカー中心の旅でしたが、一日だけでも鉄道を利用するのもいいですね。寒いのは苦手だけど、いつか冬に旅しストーブ列車に乗ってみたいと思いました。
いただいたサポートは写真撮影に関わる費用として大切に使わせて頂きます。