【勝手にコンサル①】業界未経験のワーママがFP1級を取得 どうマネタイズしていくか?
先日、ワーママFPあまなつさんが、FP関根さんと対談されていました。
あまなつさんは、食品会社での営業職の傍ら、産休・育休期間中にFP資格に挑み、3級から1級まで取得したという猛者。私もFPは詳しくないですが、たとえば生保レディの方が通常持っているのは3級。2級持っていれば自慢できる。1級は雲の上の存在と聞いたことがあります。
あまなつさんが、FP取得に至った経緯は、こちらの記事をご覧ください。
どんな資格でもそうですが、資格を取得したからといって稼げる訳ではない。業界の大御所である関根さんも、それを指摘されていました。稼ぐには「武器と戦略」が必要と。
具体的には、以下3点をアドバイスされていました。
FP資格でどんなキャッシュポイントがあるかを知る
レッドオーシャン市場でポジションを築く為に、FPと掛け合わせる「武器」を装備する
得たいポジションを確立する為に発信戦略をたてる
FPのキャッシュポイントとして、関根さんが紹介されていた事例。以前は、多くのFPは保険販売業を兼務し、その販売手数料で儲けていた。保険の世界は素人には難解。自分のライフプランを相談しているFPから勧められれば、かなりの確率で購入に至るのは想像に難くない。
その後、「保険の窓口」の様な組織化された企業が伸長したことで、個人の保険販売代理業は淘汰されてしまった。多くのFPは、新たなキャッシュポイント作りに失敗し、市場から消えていった。
そこに対し、関根さんは「FP×発信活動(YouTube、Voicy)」というポジションを確立。毎回、ライフプランの売り込みをするのではなく、時事ネタ等を独自の視点で解説することでマネーリテラシーを高めていく。話術も巧みなので、時事ネタをお金の視点で楽しく学ぶことができる。マネー領域に特化した池上彰の様な存在。
トライバルメディアハウス代表の池田紀行さんは、よく「いますぐ顧客」「そのうち顧客」という話をされます。
「ライフプランニング」も、大半の人は「そのうち客」。更に言うと、掃除機は、ほぼすべての人が必要としますが、ライフプランニングは、「そもそも必要ない」と思っている人に必要性を説いていかなければならない商品。
関根さんの放送を日々聴くことで、「ライフプランニングが必要になったら関根さんにお願いしよう」と、そのうち客に刷り込むことができます。
更に、「ライフプランニングってあまり関心がなかったけれど、関根さんの放送を聴いている内に必要な気がしてきた」という効果も期待できます。
では、資格取り立てで実務経験ゼロのあまなつさんは、今後、どの様なキャリアを描いていけば良いのか?
ご自身のnoteの中で自問自答されています。
再び、関根さんに話を戻します。関根さんは、YouTubeもVoicyも、かなり初期の頃から参入されていたからこそ、ポジションが築けたという点は無視できません。ご本人の努力や話術がベースにあることは大前提として。
あまなつさんが、今から同じことを目指しても道は険しい。関根さんも、対談の中で「内輪受けの発信では意味がない」と指摘されていました。
そこで重要となるのは「FPと掛け合わせる武器」を、どう見つけるか?私から見た、あまなつさんの武器は以下の通り。
FP取得間もないワーママとして、同じくマネーリテラシーの低い、お金に不安を抱えるワーママに寄り添うことができる
業界未経験から、難関資格FP1級を短期間で、かつ、産休・育休中に取得したという実績。時間のやりくりをしながら新たなことに挑戦する人にアドバイスができる
現在の仕事に不安を抱え、資格を取得し、新たな人生を切り開いていく等身大のロールモデルとして共感・応援が得られる
ご自身もnoteに書かれていますが、いますぐマネタイズする必要はない。4~5年後から立ち上がれば良いというのも強み。きちんと準備ができます。
私が考える、あまなつさんのマネタイズ戦略は以下の通り。
ターゲットを「結婚して数年以内の共働きの女性」に絞り込む。これまでの「自分ひとりが生きていければ良い」という考えから、「夫婦で資産形成」へ。マインドチェンジを自身の経験談も交えてサポートする。
スタンドFMやnoteで、上記ターゲットを意識した配信を継続する。
定期的に無料相談会を実施する。これは、後の実績ポートフォリオに掲載できる様、かならず事後アンケート及び開示許可を得ておく。
ディスコードコミュニティを立ち上げる。noteやスタエフ配信アーカイブ閲覧、資産形成に役立つ有益情報の紹介。適宜、メンバーの質問に答えたり、ちょっとしたtipsを交換しあう。
コミュニティの中に「FP及びその他の資格取得を目指す人」の部屋も作る、そこで学習法をシェアしたり、励まし合ったりする。
コミュニティを通じて、「そのうち客」と「Always On(常にコンタクトが取れる状態)」にしておき、ライフステージの変わり目等、ライフプラン作成が必要になった際、受注が取れる状況にしておく。
配信者、コミュニティ主催者及びライフプラン作成の実績を積み上げていく。「業界未経験からのワーママの成功物語」を売り込み取材・記事化を獲得していく。
並行して、女性に特化した「FP取得講座」を開催。ワーママとして、どう効率的に資格取得を目指すかに加え、資格取得後のマネタイズ方法も指南できる講座とする。
更に、to Bビジネスへと拡大。「女性活用を標榜する大手企業」をターゲットに福利厚生の一環として、ライフプラン講習を実施。等身大のワーママ講師として売り込む。
時間を味方につけながら、「ライフプランニング」「FP取得講座」「to Bビジネス」とキャッシュポイントの複線化を目指してく。
以上、勝手にコンサルでした。今後、シリーズ化して、実施していこうと考えています。コンサルされたい方、募集中。