見出し画像

運の良い人から考察する運を味方にする方法

トレンダーズの創業者であり、現キッズライン代表を務める経沢香保子さんが、「運が良い人のたった1つの条件」という記事を書かれています。

私は、社長として、運の良さが会社の成功に大きく影響すると考えています。なぜなら、運気の良さそうな会社は人々を引き付け、良い縁やパワーを集める磁石のような存在になるからです。

運気は目に見えませんが、だからそれこそが重要です。目に見えるものは誰でも簡単に判断できますが、だって目に見えるものは簡単に比較できますよね。類似のサービスが多い中、今の時代は目に見えないものこそ、なんとなく感じる素敵だな、共感できる、良いかもと思うものが見えない差別化となり将来を左右すると思うのです。

私の経験から、運気の良い人には共通する特徴があります。ほんと数え上げたらキリがないと思いますが、特にこれからの企業やビジネスパーソンが生き残るために、私が考える最強の運気アップ方法は、誰にでもできるたった一つのことです。

それは、常にベストを尽くすこと。常に力を出し切ること。与えられたチャンスに全力で取り組む人は、次のチャンスも引き寄せます。

運は天に任せるのではなく、自ら引き寄せる。著名なスポーツライターである二宮清純さんは、ギャンブラーと勝負師と題して、以下の様に表現しています。

ギャンブラーというのは運を天に任せる人のことであり、勝負師というのは、最後まで運を手元にたぐり寄せようと努力する人。

米国で大人気の司会者オプラ・ウィンフリーは、運について以下の通り語っています。

準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運と呼ぶ。

書籍「超一流の強運力」安田正著の中で、BBCが実施した調査の話が紹介されています。運の良い人と悪い人に分けて宝くじを購入したところ、当選率は変わらなかったそうです。

同書の中で、運が良いと運が強いの違いについて説明しています。一般的に言われる運が良いというのは、宝くじに当たったという様な自分ではコントロールできない、天から降って来る幸運のことを指します。

一方、多くの成功者が語る運とは、自らコントロール可能で、自分で運を強くしていけるものである。運を強くし、コントロールした結果として成功を手に入れた。と解説しています。

最後に、書籍「ビジョナリーカンパニーゼロ」に書かれている事例をご紹介します。

モーテンハンセンと私は、20世紀後半のもっとも成功した起業家や経営者を幾人か研究した。分析の一環として幸運という変数を定義し、定量化し、調査した。そこでは幸運な出来事を3つの基準を満たすものと定義した。

1.自分が引き起こしたものではない。
2.良いかに悪いかにかかわらず、重大な結果を引き起こす可能性がある。
3.意外性があり、その出来事が実際に起こるまで、予測できない部分がある。

この定義を使って調べたところ、成功企業の歴史にはたくさんの幸運な出来事があったことを示すエビデンスが得られた。

ただ、これが非常に重要な点なのだが比較対象群として調べた企業も、同じくらいの幸運に恵まれていた。大成功した個人や企業は、同じような立場にあった人や企業と比べて、特別多くの幸運や不運に遭遇したわけでもなければ、幸運の質やタイミングが特別良かったわけでもない。そうではなく幸運からより多くのリターンを得ていたのだ

ハンセンと私の結論は、問題は運に恵まれるか否かではないということだ。企業を経営していれば、幸運も不運も関わりなく訪れる。それ以上に重要なのは、巡ってきた幸運をどう活かすかだ。偉大なリーダーであるかどうかの5割近くは、予想外の出来事にどう対処するかで決まると私は考えている。

エビデンスは、不運な出来事や創業当初に挫折を克服した経験が、永続する偉大な企業に成長する確率を高めることを示唆している。

これらから得られる示唆をまとめると以下の通り。

  1. 幸運も不幸も誰の元にも平等に訪れる。

  2. 巡って来た幸運を活かせるか否かで明暗が分かれる。

  3. 巡って来た幸運を活かすには日頃からの準備が大切。

  4. 具体的には、目の前のことにベストを尽くし全力を出し切る。

是非、みなさまも日々、目の前のことに全力で取り組み、強運力を手に入れましょう。

動画版は、こちら。



いいなと思ったら応援しよう!

マルセロ| 事業プロデューサー
いつもお読み頂きありがとうございます。サポート励みになります。皆さまとの交流をどんどん広げていければと思います。

この記事が参加している募集