借り物知識を詰め込んでも実践では無力。「知る」を「理解する」に変えるには?
アウトプットは、自身の知識を体系化する貴重な機会。アウトプットを習慣化することで、事象を整理、構造化する能力が鍛えられる。更には、アウトプットする為にインプットの量と質も向上する。
一見良いことばかりのアウトプットですが、ここには落とし穴があります。それは、アウトプット自体が目的化すること。毎日発信等を自身に課し、とにかくアウトプットをすることが目的になってしまうと、必ずしも実践に繋がる知識にならない。ともするとインプット過多で頭の中で「知識が暴れる」状態になってしまいます。
アウトプットの目的は、
とトライバルメディアハウス代表の池田紀行さんが、MARPSの講義の中で話をされています。
※MARPSとは同社が運営する、マーケティングに特化したオンライン無料学習プラットフォーム。マーケターの「知る→わかる→できる」を助けるために、マーケティングの全体像を俯瞰しながら、さまざまな概念や施策、それぞれのつながりについて理解し、実践につなげることができるコンテンツを提供。
それでは、どのようにしたら「インプットした借り物の知識を、実践で使えるレベルに引き上げること」ができるのでしょうか?
それは、借り物の知識である「知る(know)」を「理解する(understand)」に変えること。その為には、ひたすら自分の頭で考え抜き、血肉化していく。
これを繰り返すことで、「知る」が「理解する」に変わり、質の高いアウトプットに繋がっていく。積み重ねた累積思考時間が質の高いアウトプットを生み出す。
それでは、考える力は、どの様に鍛えたら良いのでしょうか?それは、書くことであると池田さんは言います。論理構成を研いていかないと長文は書けないので、日記でもnoteでも良いから書くことを習慣づける。それも、「誰にも読まれなくて良い」ではなく、「多くの人に読んでもらいフィードバックをもらう」ことを目指す。
この繰り返しで思考力が研かれ、借り物の知識が実践で使える本物の知識に変換され、蓄積されていく。
この、書くことの重要性については、同氏の著書「自分を育てる働き方ノート」の中でも語られています。自分が最終責任を持って接する仕事・時間である累積矢面時間と共に重要な実践方法として、読書から得た情報を自分なりに咀嚼して、抽象化して文章でアウトプットすることを推奨されています。
上述の動画は、イントロダクション的な位置づけで、全編(含むテキスト原稿とプレゼンスライド)は、MARPSに登録すると全部見ることができます。
全体感を持って体系的にマーケティングが理解できる講義が網羅されており、通常なら数十万円とって良い内容が、まさかのすべて無料で視聴することができます。
「マーケティングの初学者は、まずMARPSで学べ」で声を大にして叫ばせて頂きます。
■動画版は、こちら。