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サザンのライブを逃した日から1ヵ月。「茅ヶ崎FM」と過ごし始めた中年が、ハガキ職人を目指すようになったワケ。

知らず知らずのうちに。それを実感した1ヶ月だった。発端は、私が住んでいる神奈川県茅ヶ崎市という街でFM局が開局したことだった。

10月1日に開局することを知ったのは、サザンオールスターズが茅ヶ崎で45周年ライブを開催するという一大イベントの流れからだった。

それはライブチケットを取れなかった開局前日に、渋滞中の車内で、開局前の試験放送をしていた茅ヶ崎FM89.2MHzが、サザンオールスターズをずっと流してくれていて私の気分が絶好調になったことに始まる。

そして、開局記念日にあたるサザンライブ最終日にリアルタイムでコンサート会場と同じ曲を流してくれるという、信じられないお祭り的な開局特番を自宅のベランダから遠くの会場を眺め聴いたことへ繋がる。

その衝撃は、ライブに行けなかった私が心の底から感謝した出来事だった。行けなくても一緒に楽しめる方法を提案してくれて、同じ時間を共有出来た幸せは、何とかして返したいと思った。

自分の街に新しい娯楽が出来るということは、実はとても貴重なことではないのかと考えた。その始まりを偶然ながらも聴けて、一緒に味わえたことは、茅ヶ崎市へ引っ越して来て15年以上になる私にとってやっと自分の街だと言えるきっかけになるのではと考えた。

普段から街で何かが起きようと、そこに積極的に関わるタイプではない私は、通りすがりを気取るのが楽なので傍観者になるのが上手かった。

だが、この街で家族を持ち、この街を地元と言うようになる自分の子供たちに、自分からこの街の良さを話せるようになりたいと考えていた。

そのために、私は出来るだけ番組を聴いて、なるべくアクションを起こそうと考えた。それが唯一私に出来て、この街をさらに知ることが出来ることだと思った。

答えは一つしかなかった。そう、それはつまりこういうことになる。

ハガキ職人に俺はなる。(←海賊王風にお読み下さい)

今まで何百もの記事をnoteに記しているが、どうしても自然と溢れてしまうこの文才の行方を悩んでいた。私は、ついに大海現実世界へ出航する時が来たと思った。

そう。全ては茅ヶ崎のために。

とはいえ、最初から空気を読めないハガキ職人になるワケにはいかないので、真面目に聴くことから始めて、Xなどでリアクションを取ることから始めた。

Xとラジオとの親和性はとても高く、その即効性はDJが喋ったことに対してすぐに感想が言える利点がある。これは、一緒にラジオ番組を作っているという気持ちにさせてくれる。

反面、内輪だけの盛り上がりになる危険性も含んでいる。そのバランスを取るDJやスタッフさんはすごいなと感じた。

私は、ラジオから『ラジオネーム コニシ木の子さん』と初めて聴いたとき、『映画ショーシャンクの空に』の主人公が刑務所から脱走した時の気分くらい生まれ変わった気がした。

私は、ついにnoteから飛び出した。だが決してnoteのことは忘れない。この世界が私を育ててくれたのだよ。ありがとう。

↑↑↑そんな気分がした。

茅ヶ崎FM(通称エボラジ)は、平日は朝、昼、晩と3番組の編成で成立している。番組がオンエアされていない時間は、ほぼサザンが流れていてこれまた最高だ。番組は、インターネット上のホームページから全国どこでも聴けるようになっている。

そう。あなたも聴ける。

普段、仕事をしているのでなかなか聴けないのだが、仕事帰りにエボラジ5UP(ファイブアップ)という番組を、途中からだが聴けている。日替わりでパーソナリティーが変わるのだが、どの曜日もとても聴いていて気持ちが良い。

ラジオは、ラジオステーションとも言われる。その拠点の意味を聴いていて体感するようになる。

様々な茅ヶ崎に縁がある人達が、ラジオを通じて自分たちの世界、文化、哲学を発信し伝えることは、普段好きな作家の本しか読まない私が一生感じることが出来ない価値観を教えてくれて、興味の指針を向けてくれる。これは、意図せぬ必然性を感じられる娯楽だと思った。

そして、自分の住む街の知らなかった価値観を知るきっかけをくれ、住んでいることの意味を問いかけてくれる。私は、茅ヶ崎がこんなにも音楽と文学とスポーツとが近くで交わっている街だと知らなかった。

長く、閉鎖的な時間を過ごしてきた私達が再び色々な交流をするのに、ラジオから聴こえてくるその生の声は今必要だと感じる。

私が大好きな番組の大好きなコーナーを一つだけ紹介したい。

神奈川県住みます芸人に就任したイシバシハザマの石橋さんの番組、エボラジ5アップのコーナー『とにかく茅ヶ崎で一番小さいニュース』だ。

石橋さん↑↑↑

石橋さんのラジオを聴いていると、面白さとすごく人柄を感じる。この人優しいんだろうなと人間味を感じる。知らんけど。

毎週聴くうちに、私は石橋さんの情報を調べるようになり、Xをフォローして活動状況を調べたり、知り合い以外に送ったこともない誕生日おめでとうございますなどのコメントをなぜか残したりするようになった。

ある時仮説が浮かんだ。まさかと思った。
信じられないと自分を疑った。

これが推し活かと。

ちなみに、中谷美紀、麻生久美子、今田美桜、に続き、石橋さんということになります。

『知らんけど』

この知らんけどを、石橋さんから直接オンエアで貰うと気持ちいいのが、『とにかく茅ヶ崎で一番小さいニュース』のコーナーになる。ここに投稿する皆さんが本当にほっこりと小さな面白いことを投稿するのでとても好きです。

ここに、コーナーに投稿した私の変遷を載せておくので、あなたもDJの気分でラジオから流れていると思って読んでみて。

自動販売機で当たりが出て「マジかよ」って心の中で叫んだのに、ドキドキしてアワアワしてたら、時間が来てリセットされて「マジかよ」って言葉に出ました。

初投稿。テレがあります。

石橋さん。こんにちは。日が暮れるのが早くなりました。インフルエンザが流行っていますが、私は今日も元気です。毎日通勤の車のカーステでエボラジを聴いているのですが、『相模川を渡って平塚市に入ってもエボラジがギリギリ聴ける』ことをお伝えしておきます。ホームページからインターネット経由で聴けば全国の方が聴けるのも知っているのですが、周波数合わせてドキドキする電波の良さもあるので、相模川沿いの平塚市の同僚にも宣伝しておきます。

挨拶入れ始める。後半カットされる。

石橋さん。こんばんは。土曜日の特番とても楽しみです。すっかり秋めいて来ましたね。なんとなく「茅ヶ崎は今日も金木犀の香りがする」のはじまりで物語が書けそうな気がしています。

「書いて、書いて~」と確か言われた。

石橋さんこんばんは。お誕生日おめでとうございます。なぜだか私も嬉しいです。私は、このコーナーのほっこり具合が大好きで皆さんのメッセージも楽しみにしながら自分も参加しています。その事を友人に話したのですが、話すのが苦手な私は面白さを上手く伝えることが出来ずに、最終的に『スタッフのササキさんは、群馬から茅ヶ崎に毎回来てくれてるんだよ』と言ったら「それは少し面白い」と言われました。ササキさん。いつも遠い所から来てくれてありがとうございます。

 少し面白いが良いなぁって確か言われた。

石橋さん。ササキさん。リスナーの皆様こんばんは。石橋さん、神奈川県住みます芸人就任おめでとうございます。土曜日の特番も楽しかったです。毎週メールして良いものか迷いますが、このコーナーが大好きなので出し続けます。

今日は、お知らせしたいことがあります。毎年、季節の変わり目になると我が家の祖母が花粉症みたいな症状になります。それを合図に我が家では、『玄関のござ風マットを絨毯に衣替えします』今年もその日がやってきたことをお知らせします。季節はまもなく冬へと向かいますので皆さん体調にはお気をつけ下さい。

初「知らんがな」いただく。

石橋さん。ササキさん。皆さんこんばんは。いつもほっこり楽しい放送ありがとうございます。コニシです。茅ヶ崎の矢畑にフクロウカフェがあるのですが、お天気が良いと鳥がお店の外に出て来てくれている時があります。

たまに鷹(タカ)が出て来てくれている時があり、鷹(タカ)を見ると今日はラッキーデイと勝手に決めております。ちなみに今日は、鷹(タカ)でした。ラッキーです。

先日の宮治さんの5UPで鷹(タカ)と鷲(ワシ)の違いは大きさで判断すると言っていました。謎でした。私が気になるのは、『このお店の鷹(タカ)も、もしかしたら大きくなって鷲(ワシ)になるときが来るのでしょうか』ということです。引き続き取材します。現場からは以上です。

調子ノリ過ぎかなとチャレンジしたが、
無事に「知らんがな」いただく。

このコーナーは、その日の大賞を決めるのだが、私はもちろん一度も受賞していない。皆面白いから難しい。その中で楽しく少しでも一助になれればと継続している。

知らず知らずに茅ヶ崎FMのファンになり、知らず知らずにハガキ職人を目指している。

きっと色々な人が長い時間をかけ、ここまでの形にしたのだと思う。ラジオという形を選び、新しい娯楽の駅を作ってくれて本当に感謝したい。そこに参加しても良いのかと考えたが、そろそろ自分の地元と同じくらい、この街が好きだと言っても良いかなと思う。

そして、何よりも子供達に『この街で良かったな』と言えるようにしたいと考えている。

なんのはなしですか

そのために、参加しているコーナーは間違っている気がするが続けてみる。

私はとにかく茅ヶ崎で一番小さい男の器である。

生活に変化をくれて、ありがとうございます。






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コニシ木の子
自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。

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