人の悲しみに心痛めない子〜新しい教育を創る〜
現在、20歳前後で専門学校を中退し、そのまま一人暮らしをしているという子の親御さんから話を聞く機会がありました。
もちろん、親御さんもどうしていいか悩んでおられます。
解決方法などは難しいのですが、そのときに印象的だった話があります。
その方は、熊本県人吉球磨地方の方でした。
数年前に、大きな水害を受けた地域です。
その方の自宅も被害を受けたそうでした。
上記のお子さんは、水害のときはすでに家を出ていたそうなので、災害時の地元の様子や家の状況などを送ったそうです。
後年、その子は、
「あのとき、被害の写真を見ても、何とも思わなかったんだよね」
と言っていたそうです。
両親など近い人が亡くなったり、実家が全壊するなどの大きな被害がなかったからかもしれませんが、「何も感じなかった」と。
同じような境遇の人もたくさんいると思いますので、深く考えてみます。
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